ひとりぼっちだと泣いている自分の周りで

最近、
自分のルーツと向き合うために、
家系図作りを始めた。

まずはおじいちゃんの除籍謄本を取りに、
おじいちゃんのいた町の役所へ。

おじいちゃんの生まれた場所、
おばあちゃんと結婚した年、
母たちが生まれたことなどが載っていて、
それを見ながら母と思い出を話した。

 

実は、母がおじいちゃんの遺品を整理していたら
戦時中の日記が出てきたらしい。

戦時中、海軍部隊で満州に
兵隊に行っていたらしいのだけど、
夜、真っ暗の船の上で星がすごく綺麗だった
とか、
おばあちゃんに早く会いたいこととか

毎日毎日、
戦記というより
おばあちゃんへのラブレターのような
日記が綴られていたと初めて母から聞いた。

「日記!!」

と、内心かなりびっくりした。

 

理由は頭ではわからないけど
自分の本能に突き動かされて書き始めて、
子どもの頃からなんか好きで20年書き続け、
とうとうそれを仕事にまでしてしまった絵日記。

 

子供嫌いのおじいちゃんが怖くて
生きてる時はあまり話さなかったけど、
ちゃんと、血を受け継いでいたんだなぁ。。

好きだろうが嫌いだろうが、
今こうして生きている自分は
やっぱり「何か」を受け継いで
できているんだなぁとしみじみと思った。

 

なんだかさ、

自分は一人ぼっちだとかって
泣いてる場合じゃないやね。

本当は、沢山の奇跡と命に
ずっと見守られて生きてきたんだな。
今までも、これからも。

なんだか、
色んなことがすごくありがたくなった。

「感謝」って、こういう気持ちなのか。

 

iruyo


2016-10-04 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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