絵日記学 卒業生の声:おかぴー

絵日記学を修了した生徒さんたちに、改めて自分たちの変化について質問させてもらいました。

8人目は、勉強大好きで知識豊富なインテリジェンス男子、おかぴーこと岡 和明さん。

中学時代から自己啓発本を読み漁り、周りから「歩くハウツー本」と言われていたという彼。
建物のリフォームの会社の営業をして現在3年目。
2年連続で契約件数とリピート件数で社内1位を取り、入社早々若手でいきなり成績トップ。
膨大にストックされた知識により、正解が瞬時に頭の引き出しからすぐ取り出せる、いわゆる天才肌。
社会に出て初めての仕事も、最初から絶好調という輝かしいことばかりに見える彼。

そんな彼が、なぜ絵日記講座に来たのでしょう。

 

 

 

1.絵日記学を受ける前のおかぴーはどんな人でしたか?


僕は生まれつき注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向があって、不注意・多動性・衝動性が強い子どもでした。

友達との待ち合わせは常に3時間遅れだし、忘れ物が多くほぼ手ぶらで学校に行き、授業中はノンストップで周囲に話を振り、黙っているのはおたふく風邪の時だけでした(笑)
先生には怒号以外の声を聞いた記憶がないくらい叱られました。

小学校6年間叱られ続け、「自分の特性を抑えないと生きづらいなぁ」と思い、中学に入学した辺りから自分を変えるためにタイムマネジメント、コミュニケーション術、心理学などの自己啓発本を読み漁り、自己啓発ノートを書いてスキルを少しずつ自分の中に染み込ませていって、「明るく・社交的で・スマートにこなす自分」を作りあげました。

周りの人と自分の都合が良いように関係を構築でき、勉強や部活で成果を出せるようになり、周りの人からチヤホヤされることに快感を覚えましたが、同時にどんどん自分じゃない自分になっていくことに小さなトゲが刺さっているようなチクリとした痛みもありました。
でも「これは成長に伴う痛みだ」と思い込み、10年間さらに加速して自己啓発を続けました。

リフォーム会社に入社して、1年目で契約件数年間1位になり表彰されるほどの成果を出せるようになりましたが、目標を達成しても無感動の自分、対人関係を損得で考えている自分にふと気付いて、「あれ、自分ってどんな人間だっけ?」と考えるようになりました。

考え始めると、モヤモヤが止まらなくなって、自分じゃない何者かになるのではなく、もっと自分を知りたいと思い、絵日記学にたどり着きました。

 

2.絵日記学を受けようと思ったのはなぜ?

絵日記学のはじめて編で、「絵日記を通して、大人になった自分がいつの間にか奥底に押し込んで曇ってしまった自分の本当の気持ちを取り戻す」と聞いた時に、「あぁ、今の自分に必要なのはこれだ!」と思いました。

多くの自己啓発本やセミナーでは、成長・成功のために自分の外部にある理論や法則に基づいて自分を当てはめていくイメージでしたが、絵日記では自分の考えや感情をどんどん掘り深めて自分に「なる」ための講座だと感じて、ここなら自分のモヤモヤの原因が見つかると思って講座を受けることにしました。

 

3.絵日記学を卒業したらどう変わりましたか?

講座の中で自分の思考、感情、観念、意思を追求することで、自分の中に「失敗して怒られるのはイヤッ!」と思っている子供の自分がいて、その自分を守るために仕事でも恋愛でも「上手くこなさないといけない」という強固な思い込みを作り上げているのを発見しました。

その思い込みがもとで、過剰な自己啓発をして自分を苦しめていたんだなと。

そこから、絵日記を書きながら、失敗をビビっている子どもの自分と仲直りをして、「失敗しても死ぬわけじゃなし、まぁいっか」と受け入れられるようになりました。

目を逸らしていた自分を受け入れることで、モヤモヤが少しずつ晴れていって、嬉しい時に笑い、悲しい時に泣き、さびしい時に物思いにふける自分を感じて、この一つ一つの心の動きが「自分」なんだろうなって感じるようになりました。

又、「失敗する自分」にもOKを出すことで、ずっと抑えていた注意欠陥多動性障害の症状が出まくり、忘れ物・凡ミス・失言・物事の見切り発車が増えました(笑)
だけど、今の自分だと大した問題ではなくて、小さなミス以上に自分が望む結果を選択できるようになってきました。

仕事で出会う初対面のお客様から「素直で真面目なあなたにお願いしたい」と大型の契約を頂いたり、周囲の人との何気ない会話の中で「本当にやりたかったことが見つかった」とか「誰にも言えなかった話ができた」と言われたりして嬉しかったですね。

自分自身に素直でいられるようになったから、接する相手も自分に素直でいられて、穏やかな人と人との関係が築けるようになって、心地よい時間を過ごせるようになったと感じます。

 

 

4.それはどんな気持ちの変化があったからですか?

自分の中にどんな感情が湧いてきても、どんな失敗をしても「これも自分だから、まぁ仕方がないね」と思えるようになってからですね。

自分に対しても、周囲の人に対しても素直な心で接することができるようになったと思います。

 

5.最後にひとこと

日々の生活に不満を感じて必死で努力している方、その先に自分はいますか?

どれだけ外部の成功を追ったとしてもその先にあるのは自分じゃない何者かだと思います。
僕がそうだったように。

本当の自分に出会い、また心地よい人間関係を築く「自分になる」ための方法が絵日記学です。

自分を知るための冒険に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか!

 

 

おかぴー、ありがとうございました!

次回の体験講座の詳細はこちら


2017-06-14 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

関連記事

Comment





Comment