【絵日記学生の集い2017】4人目 ゆかさん

ライターもっちーの取材レポート第一弾。
『絵日記学生の集い2017』です。

〈 自己紹介という名の座談会 〉

2017年12月23日、都内某所にて。講師の沙和さんと、絵日記学を学んだ講座の1期生~5期生が年の瀬に集結。
自己紹介と称して始まった座談会は、気づけば2時間半にも及ぶことに…。
絵日記学との出会いから絵日記学との関係性、自分に起こった変化までを語りました。笑いあり、涙あり。共感あり、気づきもあり、思い当たる節があってもだえることも(笑)ありました。

誰しも、それだけ語れるほどのものを持っているのだということに感動すると同時に、絵日記があったからこそ、自分の心や行動に目を向け、自覚的になることで語ることができたのだろうなと絵日記学の可能性を強く感じました。
人生をより深く濃いものにしてくれる、絵日記学の価値の一端を示すリアルな記録として。
(ライター:もっちー)

 

4人目 ゆかさん

 

 

沙和さん:では次いきましょう〜

ゆかさん:5期のゆかです、辻由佳です。
私は、今、小学2年生の息子が一人いて、専業主婦をやっています。

絵日記と出会ったきっかけは、遡ると息子が幼稚園の時にママ友さんとFacebookでつながって、彼女が「いいね」をしていた人に結構おもしろい方たちがいたこと。そういう人たちが〝自分らしく生きましょう〟と言っているのを見て、「そういう考え方もあるんだ」と思ったんですよ。
それまでは、私も企業に勤めている経験しかなかったし、そういうものだと思っていたので、頑張ってきた。その後、子供ができて専業主婦だったんですけど、自分がやりたいこともやっていたし、お金で苦労するということもそんなにないし、子供がいて、普通に過ごしていた。だけど「なんか暇だな」と感じていたんです。

その時に「〝自分を生きる〟ってどういうことなんだろう」とふと思って、興味を持った人に会ったり話を聞いたりして、その中にコーチングをしているスッちゃんという方がいらっしゃった。その人がFacebookで「いいね」していたのが沙和さんで、大人の絵日記学のブログやページを見て、「何だろう?よくわからないけど楽しそう」と思ったんです。

 

実は私、「自分が本当にやりたいこと」がよくわからなかったんですよね。だから〝真の大人〟という言葉に惹かれ、自分のやりたいことを見つけたいという思いではじめて編に参加して、以降、続けています。

私はどちらかというと思考派で、言語が強いタイプ。「書くのが大事」ということもいろいろなところで聞いていて、その時も出来事と感情を書くということも聞いていた。でも、言葉の人だからこそ、書こうとするときれいに書こうとしちゃって、逆によくわからなくなって手を出せないというような状態でした。それに対して絵日記学の講座では「好きに書いていいんだよ」と言われたことが新鮮でした。それでも、言葉優先だったり、やっぱりきれいに書こうとしちゃったり、絵を可愛く描けないといやだったり(笑)。
でも、最近ようやく思ったことを「とにかく殴り書いてみよう」ということができるようになってきました。

沙和さん:『大人心』の強い人がそれできるようになったって、相当すごいことだよね。完成度とか、意味を持たせようとか、どうしても仕上がりを気にしてしまうタイプだから。「本当にこれで出していいのかな」、「どう見えるかな」と。
でも、最近のゆかさんは、それを一旦置いておいて、「今の私はこう感じている」ということを『子供心』がちょこちょこしゃべり始めたんだよね。
子供心・感覚タイプのきみくんの次にゆかさんってのが、また見事に対照的でおもしろいね。(笑)

ゆかさん:日記は好きで元々書いていたんですけれど、それはもう文字ばっかりで。「記録」という感じできれいにまとめる形。書くことは全然好きだし、文章を書くことも好きだったけれど、絵日記学で全然違う扉が開いたんですよね。それがおもしろいです。

沙和さん:なるほどね。「日記」だと言葉だけだから、思考タイプの人はどうしても大人心だけで書いちゃって、感覚タイプの人よりも「本当の自分」を見つけにくいんだよね。

あとは自分をもっと柔らかく見られるようになったというか、どんな面があっても受け入れられるようになった。そういう意味では肩の力が抜けた気がします。
という中で、やりたいこともいろいろ出てきたので、1つずつやっていきたいなと思っています。
2017年は仕事も見つけてやりながら講座を受けていたので、すごく駆け足で、なかなか振り返りの時間、ノートに向かう時間をゆっくりじっくり取れなかった。ちょっともったいなかった部分もあるので、これからでもそういう時間を意識して確保したいなと思います。

 

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