【絵日記学生の集い2017】8人目 れいちゃん

ライターもっちーの取材レポート第一弾。
『絵日記学生の集い2017』です。

〈 自己紹介という名の座談会 〉

2017年12月23日、都内某所にて。講師の沙和さんと、絵日記学を学んだ講座の1期生~5期生が年の瀬に集結。
自己紹介と称して始まった座談会は、気づけば2時間半にも及ぶことに…。
絵日記学との出会いから絵日記学との関係性、自分に起こった変化までを語りました。笑いあり、涙あり。共感あり、気づきもあり、思い当たる節があってもだえることも(笑)ありました。

誰しも、それだけ語れるほどのものを持っているのだということに感動すると同時に、絵日記があったからこそ、自分の心や行動に目を向け、自覚的になることで語ることができたのだろうなと絵日記学の可能性を強く感じました。
人生をより深く濃いものにしてくれる、絵日記学の価値の一端を示すリアルな記録として。
(ライター:もっちー)

 

 

8人目 れいちゃん

 

 

沙和さん:じゃ、れいちゃんに行きましょうか。

れいちゃん:卒業生のみなさんの話を聞いていたら、「これがあったからこうなりました」という過程と結果がある。私は理系だから過程と結果が欲しいタイプなんだけど、今の私はまだ受講の途中で、結果が完全には出ていない状態です。

絵日記を始めたきっかけは・・・
今自分のやっている仕事がすごく特殊で、わかりやすく言うと、うちのおじいちゃんは退職金を使って、おばあちゃんが持っていた土地にアパートを持つことで、今90歳なんですけど毎月収入が20万円くらい入ってくる。そういうお給料以外の形の収入が、私は欲しいなと思ったんです。手に入るなら欲しいなと。
それで生きていこうと思ったんですけど、そういうことにチャレンジしていこうとした時に、うちの両親は教師というお堅い職業だから、パンピー(一般人)なのに不労所得で生きていくことに対して反発しかないんですよ。親の反対がありながらも4年間頑張ったんですが、本当は私も、なんでやりたいのかわからなかった。

それがわからないままやっていたら、自分の気持ちがどこに向かっているのかもどんどんわからなくなっちゃった時だった。そこで思ったのが「だめだ、温泉に行ってリラックスしよう!」だったんですよ(笑)。
でも、それもいつものパターンで、〝これじゃ変わらないな〟と温泉に行く前にわかってたんですよ。温泉に行ったらなんとなく回復した気になって、自分は正しいんだと思い込んで、また努力できるタイプだし負けず嫌いだから突っ走れるけど、結局最後にはまた折れるだろうなと。
結果は出せるけど、ずっと自分に満足いかない。その繰り返しになっちゃうなと、温泉のある駅の改札前で止まったんです。そしたら沙和さんのことが頭をよぎったんですよ。

 

絵日記を教えている、芯が通っている、沙和さんの生き方自体がカッコいい、違うことをやっているけどこうなれたら幸せなのかもしれない・・・と思ったんです。
同じように絵日記学の先生になるということじゃなく、生き方のエッセンスを学べたらいいかも!?と。でもわからんって状態で。
ただ、すぐ近くにみやまいちゃんという絵日記学を受けて実際変わった人がいたから、可能性を感じて、一旦連絡してみようと思ったんです。温泉行ったら満足しちゃうから、温泉に行く前の今しようと(笑)。

そしたらちょうど3月に絵日記学の講座を募集していて、それに申し込もうと思ったんですよ。そしたらもう満員になっていて。でも参加のボタン、押せたんですよ!

一同:(笑)

れいちゃん:押せるから押して、ただそれだけだと弾かれちゃうと思ったから、「満員になっていたけど、どうしようもないから応募したんです」ということをメッセージで送ったんですよ。そしたらその後、たまたまキャンセルが出て、はじめて編を受けられた。

一同:おぉーー

それで今、本編を受けることで、今まで自分が「なぜかはわからないけれど惹かれたもの」の答えが出始めています。感性がすごく強いから、嬉しい時も悲しい時も、自分が嘘ついている時もすごくわかる。そんな感情が強い自分だからこそ、その感情を生き生きと味わいたい!という思いがあるんですよね。

もう一つ私にとって大切なのは「家族」。長寿家系で、じいちゃんばあちゃん子だし、お母さんが死んだらその1秒後に死にたいくらい家族が大好き。だから、その時その時を思う存分味わうために、私は不労所得というものを知って頭から離れなかったんだっていうことが、絵日記を書いていくうちにわかってきた。

まだ、この感情の起伏が激しい自分を、みなさんみたいに使いこなせてはいないけれど、理由がわかったところ。
自分が、日々楽しいけどなぜこんなに大変なのかもわかった。M(旦那さん)と喧嘩する理由もわかり、二人の違いもわかったというところです。

沙和さん:自分の構造を理解したんだね。今は。

れいちゃん:うん、構造を理解した!・・・・・という中途半端な感じですが、皆様よろしくお願いします。(笑)

ただ、本編受ける時に金額を見て「無理!終わったー」となって、速やかに辞めるしかないというか今世はあきらめるしかないくらいのメールを沙和さんに送ったんですよ。でも沙和さんがいろいろ相談に乗ってくれて、ギリギリだけど何とかやれることになった。
そうまでしても必要な気がしたし、ここまで学んできて、なぜ自分に必要だと思ったのかもわかってきた。

沙和さん:れいちゃんの場合ね、見るからに容姿が美人じゃない。元々美意識は高くて、そのための努力はいっぱいしてきたんだよね。そのための努力やお金をかけるのはいとわない、結果を出すためなら努力できるという意識の高い人だった。

本編を受けるかどうかで「お金ないから諦めます」という時、一回自分で踏みとどまって、「自分磨きにはお金を掛けてきたけど、自分の心には一円もお金を使ってこなかった」って言ったんだよね。だけど「初めて心にお金を掛けるとしたら、『絵日記学』をやりたい!」と言われて、私も心を動かされた。
それならこういう方法はどう?と、提案して。

〝今〟講座を受けることが彼女にとっては大事だったんだよね。1年後、お金が用意できてからではなく、今やらないとマズイ。そうじゃないと迷走が長引いちゃうんだよね。ひたすらその間も問題を繰り返して、不本意な結末が増えていっちゃう。

何が大事なのかを、直感タイプの人はやっぱりわかるんだよね。思考ではわからないけれど、子供心(感覚)が前のめりで〝これ大事!〟と結論出しちゃう。

れいちゃん:そう、めっちゃわかる!
その頃、メンタルマネージメントとかセラピーの勧誘がたくさん来ていたんですよ。でも、そんなにお金を掛けるのは無理だと、すごい瞬殺で断っていたんですよ。
でも、絵日記学は自分から捨てたくなかった。なぜかはわからないけれど、感覚で。

沙和さん:感覚タイプの人って、感覚で答えがわかっちゃうんだけど、じゃあなぜなのかはうまく説明ができないんだよね。

きみくん:僕も直感で、〝これは絶対間違いない〟っていうのがわかるんですよ。しかも結果的にその選択が合っているんですよ。
だから、直観で感じたことには自信しかないんだけど、なんでこれを選んだのかという理由付けが難しい。

沙和さん:直観は裏付けとか確かなものがないから、他人に説明する時に弱くなってしまうんだよね。「それは何か理由あるの?裏付けあるの?」と聞かれたときに、「いえ、自分がそう思っただけです」ってなると、だんだん主張がしぼんでいってしまう。ピンときたのに、自分で自分の感覚が信じられなくなったり、周りから理解されなくて寂しい思いをしたり。。

きみくん:そう!説明することが苦手というのが僕の弱いところで、思考力や大人心をつけたいなと思いますね。

沙和さん:直観レベルというのは、感情というよりもコアに近くて、きみくんなんかは本能的な直観力を持っているよね。
でも、それ単体だと上手く扱えないんだよね。それを入れる器が『大人心』で、それがないと、中身がどんなに強くても零れていってしまうね。そういう意味では、自分の大事なものを守るためにも大人心の思考力が必要なんだよね。自分の直観の説明がちゃんとできれば、「それは確かに合っているね」とか「それはいいね!」となる。

きみくん:説明ができないことで周りに否定されて、逆に自分の直観を疑っちゃってブレちゃうこともある。

沙和さん:最初ので合っていたのに、惜しいことになっちゃう。感覚が良くて思考力が悪い、ということではないんだよね。どっちも大事だし、どっちも単体だと問題が起きちゃう。両方必要で、それではじめて成り立つもの。

スタート地点が思考派の人もいれば感覚派の人もいて、お互いに持っていないものを見せ合うことで補完ができるんだよね。この中にも感覚・思考どちらのタイプもいるけれど、それぞれスタート地点が違って、回収する問題が違っただけ。ゴールはちゃんと同じところにたどり着く。
地球も、同じ場所から「俺は右に行く」「私は左に行く」と分かれても、最終的に反対側で出会うからね。右に行こうか左に行こうか迷って動けないと進めないし、みんなが右に行ったからという理由だけで右を選んでしまうと、本当は自分が学ぶべきことは左側にあって、かえって自分の人生にとって遠回りになってしまうかもしれない。自分の特性を知らないと、何が自分にとっての課題かも見えないからね。

では、みやまいちゃん行きましょう。

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