【絵日記学生の集い2017】9人目 みやまいちゃん

ライターもっちーの取材レポート第一弾。
『絵日記学生の集い2017』です。

〈 自己紹介という名の座談会 〉

2017年12月23日、都内某所にて。講師の沙和さんと、絵日記学を学んだ講座の1期生~5期生が年の瀬に集結。
自己紹介と称して始まった座談会は、気づけば2時間半にも及ぶことに…。
絵日記学との出会いから絵日記学との関係性、自分に起こった変化までを語りました。笑いあり、涙あり。共感あり、気づきもあり、思い当たる節があってもだえることも(笑)ありました。

誰しも、それだけ語れるほどのものを持っているのだということに感動すると同時に、絵日記があったからこそ、自分の心や行動に目を向け、自覚的になることで語ることができたのだろうなと絵日記学の可能性を強く感じました。
人生をより深く濃いものにしてくれる、絵日記学の価値の一端を示すリアルな記録として。
(ライター:もっちー)

 

9人目 みやまいちゃん

 

 

沙和さん:では、みやまいちゃん行きましょう。

みやまい:みやまいです。3期です。本名は宮田 麻衣って「田」を抜いただけなんですけど(笑)。
沙和さんとは、M(Rちゃんの旦那さん)経由で3年前に知り合いました。「スタバカの会」というスタバ好きバカの会があって、そこで紹介してもらったんですけど、二子玉にある隠れ家みたいなスタバに沙和さんが座っていて、〝やっぱり二子玉には女優さんがいるんだ〟と思うくらい、スタバ中にオーラを振りまいていて、また違うオーラを持っているMもいて、一般人みたいな自分、こりゃいかん!という感じで出会いました。

まだ沙和さんが絵日記学を教えていない頃。その後、年に数回会いつつ、Facebookではずっとつながっていて、絵日記学を始めたのもFacebookで見ていた。でも、敬遠しているわけではないけれど、自分は思考派の人間で、そのせいもあってか何となく踏み込めなくて、やっと「あ!」と思って、はじめて編に行ったのが去年(2016年)の頭。

元々、日記を書くとかは嫌いじゃなくて、でも続かない人で、年始に始めて1月中に終わる、みたいな(笑)。そうだ、沙和さんに会ったのが30歳になるちょっと前で、絵日記の話を聞いて、30歳になるまでの3ヶ月を絵日記に書いてカウントダウンしようと思って始めたんだけど、1か月で終わった。いつの間にか30歳になっているじゃん、自分って(笑)。

そういう経緯もあって何となく敬遠していて、思考の人だから完成していなかったり見栄えが良くなかったりするのをすごく気にしてしまって、〝今の私じゃまだ行けない〟って思って1〜2期を見送っていた。
でも、去年、〝変わらなきゃ!〟と漠然と思っていて、パッと思い浮かんだのが沙和さんの絵日記学だった。知っているのにやれてないなと。それで、はじめて編があったから参加しました。

 

絵日記学やるにつれて転職したい気持ちが高まったんだけど、その頃、会社が急にいろいろなポストにつけてくれることになったんですよ。顧客満足を考えるワーキンググループに入れられたりとか、IT業界で働いているんですけど、ITの先端技術を研究するために中堅の、将来管理職になるような社員を集めた研究会の発足メンバーにも呼ばれたりして、〝あ、私はここで必要とされているんだ〟と思って、一回踏みとどまったんですよね。で、去年1年は絵日記学もやって、何となく穏やかに済んだんですよ。

でも今年になって、プロジェクトのリーダーにつかせてもらったら、それが後厄で、波乱万丈な年でした。仕事が辛すぎて過呼吸になって眠れないとか、いつも身体のどこかが痛いとか、どん底だな~と思って、何回も〝消えたい〟と思った。でも、どこかしらで生きていたい、死んじゃダメと子供心が言っていて。その思いを支えに何とか乗り越えて、やっと11月の終わりにその仕事が終わりました。

その過程で〝もう、ここに居ちゃいけない〟と本能的に思うところがあって、仕事は本当に忙しかったんだけど、土日を削ってでも転職活動をして、転職先が決まったので、2018年1月末で辞めて2月からは新しい会社で働きます。ずっと一年中仕事で忙殺されて〝ヤバい、これは殺される〟と本気で思ったけど、終わってみれば、自分の限界もわかったし良かったのかなと思っています。

また新しい仕事も忙しい仕事ではあるけれど、もっと自分らしさを活かせる仕事になるかなと思います。今までは、サラリーマンとしてやらなきゃいけないことを、ただ言われるままにこなす、お客様の要件をこなすみたいな仕事だった。
新しい仕事は、内容としては生命保険を売る仕事です。
日本の有名な生命保険会社は「死んだらいくら、入院したらいくら。それで月いくらです」みたいにパッケージで売ることが多いのに対し、私がこれから働く会社は、そのお客様が欲しいもの、必要なものを提供する。同じ年齢、同じ性別、同じ地域に住んでいたって、それぞれ家族構成も違うし、大事にしているものも違うから、その一人に1つずつちゃんとマッチする生命保険を売るというコンセプトでやっています。
だから私は、相手の望んでいるものを汲み取って、一人ひとりに必要なものをプレゼントしたいという気持ちがあるので、頑張ろうと思います。

沙和さん:へぇいいね、絵日記学が活かせるね。
一人ひとりの背景や人生の答えは違うからさ、みんなこのパッケージを持っていれば間違いないというものはないんだよね。

みやまい:その人が大事にしているもの、自分であったり、家族であったり、はたまた夢があったらそれに対しての投資など、それを考えてあげたい。…という感じです。

沙和さん:思考派の人って「正しさ」が判断基準だし、我慢強さもすごくあって〝まだ頑張れる、まだ耐えられる〟とやって逃げ遅れちゃうことがあるんだよね。周りから見ていると、なぜもっと早く助けてと言わなかったんだというくらい追い詰められているんだけど、耐えられちゃうから〝まだいけるんで〟とやってしまって、結果的に自分がどんどん追い込まれていることに気づけなくなってしまうんだよね。

みやまいちゃんは、やっと自分に助け舟を出してあげられたんだよね。これまでも何度かそのお知らせが来ていたはずなんだけど、「え、でもまだ大丈夫だよ?」とやっているとそれは〝大丈夫扱い〟になってしまう。
頑張るのはわかるけど、ダメなものはダメだからというお知らせが子供心やコアからあったかもしれないのに、大人心が「でも大丈夫です」と拒否してしまったり、逆に子供心が暴走して「これぐらいでダメと言っちゃいけない気がする」と思ってしまったり。

みやまいちゃんの中に、「生きたい」という子供心も、「まだ頑張れるから、これぐらいじゃ甘い」という子供心も両方居て、その頑張る子供心の方が強すぎたんだよね。もっと早い段階で「NO」と言えるようになることも、子供心を育てていくということ。我慢ばかりが上手くなると、自分で自分を幸せにしてあげられなくなっちゃうからさ。ね。

みやまいちゃん:はい。

そういう意味では、この一年の苦行を経て、ようやくそれを学んだという感じだね。本当にツラい時に、「こんなにツラいなら死んだ方がマシ!」と思うのも暴走なんだ。そう思いたい子供心がいて、その暴走にのまれて決定権を間違った方向に使ってしまう。それは自分が本当に望んだ生き方じゃないはずなんだよね。
だから、まいちゃん、よくそこを踏みとどまる選択をしてくれました。じゃないと、今ここに居ないからね。
来年一年は自分を幸せにする選択をしてあげる本当の思考力をつけることが、まいちゃんにとって大切なことだと思います。一年間お疲れ様でした!よく頑張りました!

じゃあ、次、もっちー!

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