[猫だってそう言ってる]

『吾輩は猫である』の著者、夏目漱石は
みなさんもご存知だと思います。

漱石さんの生きていらした大正時代って、
「日記の時代」と呼ばれていた時代なのはご存知ですか?
日記が、広く国民によって書かれるようになった時代です。
さまざまな思想が問われ、
ただの備忘録を超えた日記が書かれ始めた時代なのだそう。

 

「なんでわざわざ時間を割いてまで、
大人が絵日記を書く必要があるの?」

仕事として絵日記を大人に広めようとし始めた時、
こう聞かれるとうまく答えられませんでした。

そんな時、絵日記の生徒さんに
「吾輩は猫であるに出てくる猫のセリフに、
さわさんが言わんとしていたことが書いてあった!」と
報告がありました。

猫『表裏ある人間は日記でも書いて、
世間に出されない面目を暗室内に発揮する必要があるかもしれない。』

 

ね、猫ーーーっっっ!!!!(泣)

 

そう、自分の100%なる本心は、外には晒せないものです。
社会のなかで生きていく上で、晒すと摩擦が起きやすいから。

ブログやSNSで日記を書いても、100%で
実名で批判などをあまりにも正直に書くと
このご時世、炎上しかねないので(笑)、
言葉のカドを取って、80、50、20%と出力を抑えます。
(それは、相手への思いやりでもあるのですが。)

極論、ドロップアウトして生きるのも一つですが、
もしこの社会の中で生きていくのだとしたら、
どこかでは社会性や大人心は必要です。
それは、決して悪いものということではないです。

ただ、それを使いすぎて、
自分の本当の気持ちをどこにも晒せなくなり、
自分すら自分の本心を見失ってしまうことが起きるのです。

だから、生きる上で「自分にとって本当は大事だったもの」が
自分でわからなくなってしまう。

だから、大人にこそ
一人自分と静かに向き合って対話する時間が必要なのだ。
そう、思います。

 

私のこの絵日記に対する考えを理解してもらえなかったときは、

「だ、だって漱石さんもそういってたもん!!」

と、言って、なんとも強力な後ろ盾を出せる心強さ。
(そして、私の大人げなさ。笑)

 

新しいものを手探りで編み出す時、必ず行き詰まることがあります。
そんな時、過去が突破口のヒントを教えてくれる。
未来をつくる為に、歴史が助けてくれます。

同様に、
日記は、過去の自分が今の自分を助けてくれるということです。

 

絵日記、ちょっと書きたくなってきたでしょ?笑

20140711

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年7月11日の絵日記


2015-09-25 | Posted in 運営者さわ絵日記No Comments » 

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