小学校のキャリア教育のゲスト講師をしてきました
今日は、都内の小学校へ行ってきました。
小学生のキャリア教育の授業ということで、
様々な職業の大人が自分たちの仕事について話す会。
そのゲスト講師の1人としてお招きいただき、
「絵日記学の講師」として
6年生の子どもたちに話してきました。
CAさんや運転手さん、保育士さんや職人さんがいる中に、
謎の職業の大人が紛れている状態です。笑
そこで子どもたちに話してきたことを、
ここに書いておきます。
「よろしくおねがいします!
さて、まずはじめに、
そもそも絵日記学の先生ってなんだ?
ってところから謎だよね。笑
初めて聞いたと思います。
なぜなら、この仕事は、私が作ったから。
みんなの学校の授業にある
算数や国語、社会といった教科みたいに、
『絵日記学』って自分で新しい学問を作って
大人に絵日記を使って生き方を教える先生をしています。
それまでは10年ほどいろんな会社で働いて、
自分が1番やりたい仕事ってなんだろう?と探してました。
そのあと、ずっと大好きで書いてきた絵日記を
仕事にできたら最高だなと思って、
無かったので自分で仕事を作っちゃいました。
そう、仕事ってね、
今ある中から選べるだけじゃなくて、
自分で作ることもできるんだよ。」
「ところでこの中で、大人になりたい人ー( ´ ▽ ` )ノ
実は私はね、勉強嫌いだったし、
大人にもなりたくなかった子供でした。
だって、なんか仕事って大変そうで、
つまんなそうな顔の大人ばっかりだったから。
授業中も、ノートの端っこに超真剣に落書きばっかりしてた。
勉強が嫌いだったのは、覚えられなかったから。
大事な思い出は忘れないようにと書き始めた日記にも
やっぱり落書きをして、それでできたのがこの絵日記です。
私はこれが楽しくて楽しくて、
中学の時から今もずっと、18年も書いています。
…年齢バレるね。笑」
「これに何の意味があるのかはわからないけど、
なんかしんないけどもうワクワクしちゃって
勝手にやってた、自分にとって大事なこと。
その、ワクワクや嬉しい、悲しい、悔しいといった
自分の気持ちを、今から大事にしてね。
それを見失って、
これなら自分でもできるかなーとか
誰かに言われたからで選ぶとね、
自分の心はなにも喜んでないから
だんだんつまんなくなっちゃう。
それだと「うわ、仕事ってめっちゃ楽しー!」
って目がキラーンとした大人になれないの。
それをやるには、
自分は何が大好きで大切かがわかってること
が本当に大事。
それを見つけられるのが、
私が教えてる絵日記学なんだよ。
絵日記学を教えながらいつも言ってる。
とにかく大事なのは、自分と向き合うこと。
自分の本当の気持ちにちゃんと気付けると、
『自分にとっての大事』がちゃんとわかります。
絵日記講座には、仕事をしている大人も
沢山教わりに来てます。
大人もね、
それがわからなくなって探してるんだよ。」
「みんなは、なんで仕事をするんだと思う?
自分の好きなことを使って、
誰かをしあわせにする為だよ。
今日もここにいろんな仕事をしている人が来ているね。
運転手さんも、職人さんも、保育士さんも、
みんな、自分の仕事で誰かをしあわせにしているんだよ。
それが私は絵日記だった。
じゃあそれを仕事にするには、何を勉強したらいいだろう?
って知りたくなった時、
人は初めて心から勉強したい!って思えるんだよ。」
「大人にくだらないと言われても、友達に笑われても、
自分が『大好きだ!』と思ったことを、
絶対に捨てちゃダメだよ。
『自分にとっての大事』は、
本当は自分にしかわからないんだからね。
なんかわからないけど大好きだったからというだけで、
絵日記ですら、
仕事にしちゃうような変な大人もいるんだからね。笑」
落書きも漫画も大事だと初めて大人に言われて喜んだ子、
途中から目の色が変わって真剣に聞き始めた子、
話の間ずっと腕組みして無反応かと思いきや、
ほとんどメモを取らなかったその紙に
『自分と向き合う』という言葉だけはちゃんとメモしてた子。笑
それぞれが、必要な形で
必要なことを受け取ってくれたようでした。
自分の仕事の内容説明というより、
仕事ってなんだという切り口の話になっちゃったけど、
「今日、ひとり変な大人がいたな」くらいの記憶で
ちょうどいいのかもしれません。
いろんな仕事がある。
いろんな大人がいる。
そんなものに出会えた体験が、
彼らの将来の選択肢を狭めなくさせるから。
夜、担任の先生からお礼の連絡がきました。
「今日は本当にありがとうございました。
1人の男の子がずっと、
『あの絵日記学の塩崎さんって人がね、
すんごく良いこと言っててね。あのね!』
って、興奮してました♪
『どんなこと?』には
『えぇっとねぇ、う~んとねぇ…』って
言葉までは思い出せない様子だったんですけどね(笑)」
って。
大人でも子どもでも、
大事な本質は、ちゃんと届く。
むしろ、子どもの方が大事なことを見抜く力は強いので、
子どもからそう認めてもらえたのは
大人に褒められるより光栄でした。
言葉にできなくても、
心の真ん中に響いたのなら十分です。
『体感』として、体には残っているから。
この先の人生の場面で、いつかわかる時が来るから。
私の言葉は、そんな時限装置でもあります。
彼らの、これからの未来を応援します。
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コメント2件
管理人 | 2016.02.06 22:28
>ゆみさん
コメントありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノ
あのお話の中で、
心に一つでも残ったものがあったなら嬉しいです。
大切に受け取ってくれて、ありがとうございます。
そして、あの日限りのご縁と思っていた人が
こうしてサイトに会いにきてくれたことが、
たまらなく嬉しかったです。。
ありがとうございました!!
ゆみ | 2016.02.06 19:21
学校にきてくれてありがとうごさいました!
お話を聞いて少し心が変わりました^-^
学校の行事でお話を聞いた人についての紹介
でサワさんを選びました!
仕事は、誰かを幸せにするという言葉に感動しました!(><。)
本当にありがとうございます!!