夢があるのに叶わない人、叶ったのに満たされない人
「あなたの夢はなんですか?」
なんて質問も、最近では大人になっても聞かれたりすることが
珍しくなくなりました。
もちろん大人になっても夢を語れるというのは、
とても素晴らしいことです。
ただ、
人前やSNS上で公言できちゃう夢は、
実は「本当の夢」じゃなかったりします。
なぜなら、「本当の夢」って、
あまりにも大事すぎて、怖くなるものだから。
それを晒して、
もしできなかったり否定されたら、
本当に心が折れ立ち直れなくなってしまいそうで…。。
それが怖くて、
それが恥ずかしくて、
みんな「本当の夢」を避けて、
自分自身でさえも思い出せないくらい、奥底にしまい込んでしまう。
夢を答えられた人に、更に質問をしてみましょう。
あなたのそれは、「本当の夢」ですか?
途端にハッキリ「YES!!!」と言いづらくなる。。
そうかもしれないし、違うかもしれない…と、
迷いが起き始めるんですね。
でも、人は盲信しているほど見落としやすいものです。
だから、一度立ち止まって疑うことも大事です。
実は誰かの期待や情報に染まった
「他人の夢」だったり、
本当の夢を直視しないで済むために作った
「おとりの夢」だったりします。
そういう夢は、
恐怖や恥などの嫌な感情もわかずにサラッと言えるし、
なんなら人からもちょっと聞こえのいい
公明正大な夢だったりする。
「本当の夢」って、
本当に美しいものを前にする時の、
どこか怖さのようなものを感じる感覚と似ています。
(ちなみにこれを「畏怖」といいます。
優れた美や、神秘に触れた時に感じる恐ろしさのこと。)
大人が、自分の本当の気持ち(本心)をごまかしたままで
夢のゴール設定をして進んでいくと、
そもそものゴールが偽物だったりするんだから、
「本当の夢」というゴールからは
どんどん遠ざかっていってしまうんです。
なんなら逆方向だったりする。
そういうときは、
なかなか思うように進んでいかないし、
うまくいっても、何故か満たされない。
そりゃそうですよ。
「本当の夢」をやり遂げたくて、あなたは存在しているのだから。
「これがやりたくて生まれてきた」
というもの。
私が、人間のコア(本質)と呼んでいるもの。
自分の、本当の本当の望みって、
誰より自分自身が一番認めたくないもの だったりします。
だから、自分の「本当の夢」が何か知るには、
「自分の本当の気持ち」を知っていく必要があるということ。
そして、
「本当の夢」を思い出し、
それを素直に認め、
自分がもう言い訳できないくらい本気の覚悟ができた時、
道は、その人の前に開ける。
人生が、不思議とするすると進み始めます。
「怖いけど、恥ずかしいけど、
でも私はこれが本当に大事と思っているんだ。
もうそれを、自分に嘘をついて逃げずに進もう!」
と、覚悟を決めた時、
人は、とてもまっすぐないい目をした大人になります。
それが絵日記学でいう『本当の大人』のこと。
……つまり、
人目を気にしてカッコつけて言っている夢というのは、
「言い訳」や「人のせい」などの相手軸からできている夢なので、
実はめちゃめちゃかっこ悪いということでもありますね。笑