言葉の奥にある自分の本当の想いを無視し続けると、問題から抜け出せなくなる

その本音は、本当に本音か。

「最近久しぶりに仕事が落ち着いて、
やっと時間ができたから、
自分のやりたいことができるはずなのに、
なんか全然動けないんですよー。
なんででしょうね、これ。」

そんな相談を生徒さんから受けました。

「それ、本当にやりたいの?」

「もしかしてだけど、
やりたいフリしているやらなきゃ
だったりしない?」

 

「やりたい」と言うと、
一見自分の意思や希望のはずだと
『言葉』では騙されますが、

だったらもうやってるはずなのです。
とっくに喜びを感じてるはずなのです。

やりたいぶってる時の本音は、
「やらなきゃだけど、本当はやりたくない。」

つまり、義務感や責任感の、
大人心が子供心のフリをして
言っているセリフだったりします。
心にも、なりすましがあります。

 

思考の脳は簡単に言葉に騙されます。
ただし、自分では自覚が無いので
なかなか自力では気づきにくい。

やらなきゃだけどやりたくない。
「…じゃあ、なんでやりたくないの?」
これが大事。

そこで初めて、本心(子供心)が
「だって本当は怖いんだもん」
「だって本当は恥ずかしいんだもん」
「だって本当はできなかったら嫌なんだもん」
と、本当の理由を話してくれます。

そこまで見つけて、
その怖いをひとつずつほどいていって
初めて心から「やりたい!」になっていけます。
大人心も子供心も一致した状態です。

更にそこに自分のコアが一致した時、
人は本当の想いや使命を成し遂げて
生きていけます。

 

『大人心』と『子供心』。
『思考』と『感情』。
ちぐはぐになってる時に、
大人心が「子供もこう言ってる!」と
無理やり書き換えたりします。

それをやっていくと、
思考では納得いってても、
心はどんどん苦しくなります。

自分の心を無視して生きると
心や目が曇っていくのは、この為です。

「なんか苦しい。。でもなんで??
やりたいことやってるはずなのに…
いやいや、気のせいかな!
新しいことをする時は、
みんな最初は苦しいっていうしな!」
となる。

盲信してるから、
違和感に気付けず抜け出せません。
自分の本来の道からコースアウトし、
そのままどんどん進んでいってしまいます。

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それで痛い思いをして挫折し目が覚め、
真逆に振り切るのも一つですが、
その荒技だとダメージも大きかったりします。

大人になるほど、
守るものが増えていく。
どんどん壊せなくなります。
失うことの抵抗が大きくなり、
本当は薄々気づいてることから
目をそらしてしまうから。

そして、守るものが増えてくると、
自分だけの問題ではなくなってくるから。

 

脳は利口なようで、簡単に騙されます。
大人心である思考は騙せる。
でも、心やコアは騙せないのです。

だからこそ、
思考だけだと、本質が見抜けなくなります。
見抜けるかどうかは、
感じる力のあるなしで決まります。
脳でなく心のはたらかせ方、
つまり、「感力」です。

感情、感覚、感性。
大人になるとどんどん使わなくなって
鈍り、さびていくもの。

絵日記学の中で高められる、
大人でも取り戻せるものでもあります。

罫
やらなきゃ!と言ってる時点で
「やりたくない」が本音だし、

頑張って彼のいいところを
見ようとしている時点で、
その恋愛は本当は既に終わってたりします。

「あの人のこと、
嫌いにならなきゃ!」の時点で、
惚れていたりします。

 

…あ、
全部私の話なんですけどね、これ。笑

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2016-05-31 | Posted in 心のおはなしNo Comments » 

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