大人の「自分探し」は、イタいのか?

「さわさんはなんで、
絵日記をずっと書いてきたの?」

と聞かれ、

「子どもの頃から、
自分とは何者なのか?の答えを
ずっと切に知りたくて、
その手がかりを書き続けてきたからだよ」

と答えると、失笑されることがあります。
「うわ、寒っ!ww」
と、あからさまに言われることもあります。

でも、本当にそうなのでしょうか?

そう言われてしまう風潮があるから、
「自分を探す」「自分と向き合う」ということは
イタい恥ずかしいことなんだ…と人目を気にして、
向き合うことをやめてしまったとしたら、
本当に勿体ないことだと思います。

(まあ本当の成熟した大人であれば、
それがいかに重要なことかが分かっているので、
笑うなんてことはしないのですが。)

「自分」が本当は何を感じて
何を望んでいるかが分からないから、
他人の言葉や正しいとされていることで
「自分」を上書きし続けているだけのに。

そしてある日、
自分の本心を自分自身が見失ったまま
だいぶ遠い所まで来てしまったことに気付き、
目的地を見失い愕然とする大人が多いのに。
そのあなたの人生の責任は、
誰も取ってくれないのに。

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私は、
自分の絵日記学の生徒さんたちを
本当に愛しく思います。
彼らを心底リスペクトしてしまいます。

ここに集まってくる人たちは、
みんな、真剣に自分と向き合って、
「本当の自分」を取り戻したい大人たちです。

自分と向き合うということは、
自分の生き方に責任と誇りを持って生きる
人間になるということ。
自分の人生を、環境や他人のせいにせず、
本当の大人として生きることを諦めずに
乗り越えようとしているということです。

その姿は、本当にイタい大人でしょうか。

 

若さや勢いでごまかしてこれた20代。
それが通用しなくなってくることに
薄々気付く30代。

立ち止まって、自分を見つめ、
ここから先の自分の生き方を見つけるのか
見ないフリをして先延ばしするのか。

「自分探し」をしている大人?
いいじゃないですか。大いに結構。
恥じずに探したらいい。
なぜなら既にそれが、
人目という「他人軸」から抜け出して生きる
はじめの一歩だから。

あなたを笑う大人に聞いたらいい。
「じゃあ、
あなたの“自分”は見つかったんですか?」って。

 

本当は、
自分が変われることを諦めたくない。

自分が生きる上で大事だったものを
取り戻して生きていきたい。

自分の生き方に自信と誇りを持ち、
いい目をした本当の大人になりたい。

そんな、
自分を見捨てていない大人にこそ、
『絵日記学』という手段を伝えたいです。

今まで変われなかった自分が、
本当に、変われるから。


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