感情的=大人げないという誤解が幸せを遠ざける
あなたは自分のことを、
子供っぽいなと思うことってありますか?
子どもの頃から感情や感受性が豊かで、
すぐ顔や態度に出てわかりやすい人。
喜怒哀楽が激しかったり
感情的、感覚的に話す人は、
大人になって、一度社会の壁にぶつかった
のではないかと思います。
(たとえば私です。笑)
子どもの時は
無邪気で感受性豊かだと褒められたのに、
大人になって社会に出ると、
周りの大人から「大人げない」などと
言われてしまいがちです。
大人げないというのは、
「大人としての考えや理解がない
幼稚な振る舞いだ」ということ。
人前で泣くなんて子供じゃないんだから
いい大人がはしゃいでみっともない
すぐに怒るのは大人になれていない証拠
いつまでもくよくよ気にして情けない
大人なんだからそれくらい我慢しろ
すると感情である『子供心』は
うぐっと萎縮してしまいます。
「そっか、大人になったら
感情っていけないものなんだ。」
と受け取り、自分でも出さないよう
自制するようになっていきます。
でも、感受性の強い人って、
抑えていても
奥から勝手に湧き出てしまうんですよね。
気をつけて直るなら苦労しません。笑
表面的にいくらフタをしていようが、
あっという間にフタの下で
満タンになってしまいます。
するとここで心の不具合が起きてきます。
感情の『暴走』や『無力化』です。
たとえば『暴走』なら、
我慢の限界になると真逆の反動がきます。
ダイエットから一気に食べてしまったり、
怒りが抑えられず手や口が出てしまう。
そして暴走し終わって冷静さが戻った後、
今度は後始末や罪悪感に襲われます。
『無力化』は、
こんな感情を持ってはいけないんだと
子供心が小さくなって、
自らが感情を消してしまうんです。
無感情、無関心になったり、
特定の感情だけを無にしたりします。
すると消された感情は、
性格や思考の歪みとして影響してきます。
つまり、暴走も無力化も、
どちらを選んでも問題が起きてしまい、
幸せな結末にならないんですよね。
どっちを選んでも苦しい。
「じゃあ、どうするのが正解なの??」
となってしまいますよね。
解決のヒントはその二択のどちらでもなく、
実はもっと手前のプロセスにあります。
もっと手前。
例えば「感情っていけないものなんだ」
と捉えてしまったところから
疑問に思ってみましょう。
さて、それは本当でしょうか?
ものごとを0か100か、白か黒かで
極端にとらえてしまったり、
「〇〇って〜なんだ」と
安易に判断してしまうのも、
感受性の強い子供心の特徴です。
だいいち、感情や感受性が豊かなことは、
じゅうぶん大人にだって大事で
素晴らしいことのはずですよね。
ただその時に、
外に向けて自分の感情を丸のまま投げたら
うまくいかなかっただけ。
感情そのものが悪ではないんです。
ところで、みんななんでそんなに
新しい知識やスキルをつけたり
より上を目指し努力できるのかと尋ねると、
きっと色々な理由が返ってくると思います。
そしてどの理由も、最終的には
「幸せになるため」
という目的に繋がっています。
では幸せは、何かを得られたら
「幸せになった」と思えるのでしょうか?
思えないんですよね。
年収は高い方なのに
キレイになれたのに
生活や物は豊かなのに
素敵な人と結婚したのに
いい友達に恵まれているのに‥‥
周りから見たら十分幸せそうなのに、
本人は漠然とした空虚さを感じている。
なんででしょう?
幸せって、
具体的な対象物にあるのではなく、
自分の心で「感じる」ものだからです。
だって「生きる喜び」や「幸福感」って
みんな『感情』ですよね。
だから幸せを手に入れようと
心を無にして大人心が必死で努力しても、
感じることができないと本末転倒。
目の前にあっても気付かないままです。
つまり、
感情や感覚など感受性が豊かで
感じる力が強いということは、
幸せにちゃんと気付くことができる
素晴らしいセンサーを既に持っている
ということでもあるんです。
それに、その努力のための
モチベーションや夢中や情熱なども
全て『感情』の一種です。
ということは、
感情を自分の味方につけられた時、
感情はあなたをぐんぐん目標へと進める
パワフルなターボエンジンの役目だって
してくれます。
それなのに、
「私は感受性が強いからダメだ」と悩むの、
もったいなくありませんか?
どうせなら、感情の扱い方を知って、
それを自分の強みにまでしちゃいません?
でも、せっかくいい感受性を持っていても、
使い方がわからないと機能しません。
確かに悲観に飲み込まれてしまったり、
イライラや緊張でうまくできなくなったり
自分を邪魔してくるのも感情です。
だからこそ、
感情は扱う上でちょっとコツがいります。
そのコツを知らなかったから、
いつも自分が振り回されたり傷ついたり
という結果になっていただけなんです。
逆にいうと、それさえ知ってしまえば、
あなたの感受性を最大限に活かし、
本来の価値を発揮して生きていけます。
感受性の豊かな人が
適切な感情の扱い方を身に付けたら‥‥
むしろ最強じゃないですか?
だからこそ、絵日記学は
感受性が強すぎて感情的な自分に
振り回されて困っている大人にこそ、
知って欲しい学問です。
自分の好きなことが明確にわかり、
いつも生き生きと自信をもって進み、
自分の幸せの方向を知らせてくれる感情。
そんな自分の持ち前の原石を、
素晴らしい価値にしないどころか
「感情っていけないんだ‥‥」
なんて言っちゃ、
本当、もったいないですよ!
せっかくの原石、
大切に磨いて素敵な大人になりましょう。
自分の心の扱い方を知って
感受性という原石を活かしたい方は
まずこちらから