絵日記学 卒業生の声:Yukiさん

絵日記学を修了した生徒さんたちに、改めて自分の変化について質問させてもらいました。

12人目は、国際協力の仕事をしている8期生のYukiさんです。
幼少期から自己啓発や心理学、哲学などの本を読み、知識も豊富。
社会に貢献できることをしようと、海外に留学し途上国でも働いてきた彼女。
日本の企業で働く際も、全方位に配慮できる正しく優秀な人でした。

既に申し分ないくらいのハイスペックですが、絵日記学の本編を受講後、以前よりのびやかにその有能さを発揮するようになりました。

さらに彼女が変わったことで、4歳のお子さんにまで大きな変化があったとか。
絵日記学の何がきっかけでそのように変化したのでしょうか。

 

 

1.絵日記学を受ける前のYukiさんはどんな人でしたか?

いつも、相手のご機嫌をとらなきゃいけないと思って行動していたところがありました。
人の機嫌を損なわないことやその場の空気を壊さないことに意識が向いていて、相手のことを全部許容、肯定していましたね。

また、どんな環境にいても私はいつも調整役でした。
常に相手がどうしたいか、どうやってこの場を平和に収めるかという最善策のために思考をめぐらせ動き回るという役割だったんです。

問題が起きるかもしれないと思いながらも相手の意図ばかりを優先していました。
結果、上手くいかず問い正され「いや、あなたの言ったとおりにやったじゃん」と不満を感じることもよくありましたね。

 

 

この歳になって「私はHSPだ」と知ったんですが、感性の豊かさとか感受性の強さは欠点で、鈍感力を身に付けないとこの世界で生きていくのはとても苦しいと考えていました。

人からどう見られているとかどう動いてほしいと思われているとか、人目を気にすることに長けていて、その反面自分自身がどうしたいか?については極端に鈍感でした。
基本的に人に合わせるようにしていたし、「これが自分のやりたいことだ」とさえ思っていたんです。

子育ても「月齢何歳の時はこうすべき」というマニュアルのようなものを気にして、それに忠実に子育てしていました。

職場の一員として、嫁として、妻として、母として、「いつも社会的な立場」を意識して、それをそつなくこなすことを得意とし、役割を念頭に行動や発言をする癖がありました。

 

 

2.絵日記学を受けようと思ったのはなぜ?

はじめて編を受けて、正直「本編に進まなくても、自分で気持ちを整理できるかも!」と一瞬思いました。
さわさんも、「絵日記ははじめて編だけで書けるようにはなります」と言ってたこともあり。笑

でも、はじめて編でなんの気なしに書いた私の絵日記からさわさんがとても多くことを読み取り、「◯◯っていう気持ち、Yukiさんの中にある?」と丁寧にヒントを拾ってくれたことで、自分の気持ちに気付くことができました。

決して、さわさんが解決する答えをくれる、というわけではなく、誰からもこれまで受けたことのない質問やワードをそっと目の前に置いてく感じ。笑

なんのために書くのか?を改めて考えると、モヤモヤをどこから読み解くか、その奥にある子供心の声など、やっぱり自分のものにするためにはガイドが必要だと実感し、それが自分自身でできるようになりたいと、受講を決めました。

 

3.本編で得られたことはなんですか?

〝自由奔放な、自分らしさを取り戻せた〟こと。

絵日記講座を受ける前は、「世の中には自分がある人と自分がない人の2種類がいる、私は後者だ」と決めつけていました。
自分自身がどうしたいと思っているかや、そもそもどう感じているかといったことがないと思ってたので、それを見ようともしてきませんでした。

私の名前の漢字は自由の“由”に季節の“季”と書き、あたかも自由な人間のような名前なのに、自分自身はずっと不自由だなと思って生きてきたんです。
でも今は「自分がある人・ない人という区別はなく、誰もが自分を持っている、私にも自分がある」と気付くことができました。

 

自分の感覚やこうしたいと思うことをかき消すことがあったけど、今は実際に行動に移すことが増えました。
自分が思ったことや言いたいことを言うようになったんです。
あるいは、冷静に考えて適切でない時は言わない選択をすることもあります。
でもそれは、言う・言わないを自分で決めているので満足できます。

自分がどう感じているかをちゃんと感じられるようになったし、まず自分がどうしたいかを基準にして言動をするようになったので、うまくいかなかった時もあまりストレスがありません。

 

 

自分がどうしたいかがわかるようになったことで、家庭でも息子の性格がめちゃくちゃ明るくなりました。
元々は心配になるくらい親にとって聞き分けの良い子だったんですが、今やアウトオブコントロール。笑

本屋に行って買う本を選ぶ時、息子が察して「母さんは何がいいと思う?」と私に選ばせていたんです。
でも最近は「あなたのものだからご自由に」と許すようになったら、4冊目の恐竜図鑑を買いたいと主張するようになりました。

その結果、保育園でもここ1〜2年でガラッと性格や行動が変わってきました。
以前は教室の端っこでうずくまって人が来たら接触しないようにしていたのが、今や初めての人にも物怖じせずに話しかけに行きます。

私自身が、子育てはマニュアル通りにいかない時だってあるし、できないこともあるといろいろ手放したら、息子も私の顔色をうかがうことが減りました。
「こうしなきゃいけない」「こうしてほしい」というのを取っ払ってからの方が、子育てがすごく楽しくなっています。

 

 

4.それはどんな気持ちの変化があったからですか?

私は絵日記学を通じて、子ども時代を取り戻していく感覚がありました。
きっと幼い私にも、大人の目を気にせず「私はこうしたい!」っていうものがあったはず。
そう考えるようになり、当時子どもだった自分の気持ちに気付き取り戻していくと、今起こっている問題やモヤモヤした気持ちも不思議と解決されていくことがありました。

だから息子に対しても、「子どもらしさを見せつけてくれ!自分のこうしたいがわかる子でいてくれ!」と思えるようになったんです。

そうすることが自分の気持ちを見つめ解放することにも繋がり、自分の進みたい方向に努力なく導かれるようになった気がします。
それまでは自分の気持ちをスルーし、自分が我慢しているということにすら気付けなかったので、この変化はとても大きいです。

自分がやりたいと思って行動できるようになったので、結果がどうであれ理不尽に感じることが減りました。
毎日満ち足りています。

 

5.絵日記学が向いてそうな人にひとこと

「大人だしいい年なんだから、そのくらい我慢しなきゃ」とか「人生なんて多少モヤモヤがあって当然でしょ」と思っている方、私もそうでした。
「特段の大きな不満もないし、幸せだし、そこそこ思い通りになってるし」と。

でも、絵日記学で自分のことを少しずつ理解していくと、もっと楽に望み通りの現実へと自分の手で変えられることがわかります。
そしてモヤモヤの原因を自分で深掘りできるようになり、渦中にいても自分を救える術が手に入ります。
その結果、モヤモヤ悩まない人間になることが人生のゴールではないんだ~!ということもわかりました。

「私って、これからどうしたいんだっけ?」と感じたら、ぜひ絵日記学にふれてみてください。
自分、そして周囲の大切な人の力になれることが増えますよ!

 

 

Yukiさん、ありがとうございました!

 

 

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2023-05-22 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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