気分屋で飽きっぽい感覚的な人でも地道にコツコツの日記はできるのか
先日、数年前に卒業した
絵日記学の生徒さんと、
久しぶりに話す機会がありました。
その生徒さんは会社を経営している方で、
絵日記学で身についたことが
今の経営でも役に立っている
というお話が興味深かったです。
「絵日記」と「経営」なんて、
全然違う世界のお話ですよね。笑
生徒さん曰く、
「絵日記学を卒業してから、
地道にコツコツ続けることが
いかに大事なことだったかを
思い知るできごとが沢山ありました。
会社が急成長したり
突然自分の力量以上のステージに
引き上げて頂いても、
自分たちの土台の荒や抜けがあると
最後はうまくいかなかったんです。
たとえば取引先に指摘され話が流れたり、
社内のスタッフ間でも問題が起こったり。
結局、地道にコツコツすることが
遠回りなようで一番早く
最善だったんだなと思い知って、
今は土台から一つ一つ
地道に丁寧に進めています。」
とのこと。
なるほど確かに「地道にコツコツ」は
絵日記ならではかもしれません。
面白い共通点です。
でもこれって大事なことだなと思い、
今回は「地道にコツコツ」について
考察してみようと思います。
今からあなたに成功のコツを教えます。
それは‥‥
地道にコツコツやることです!
と言われたら、
普通すぎてガッカリしますよね。笑
なんだ、そんな当たり前のこと
みんなもう知ってるよ、と。
でも、
そのみんな知ってる当たり前のことが
実際にできている人
となるとどうでしょうか?
世の中に成功法則やその方法論は
たくさんありますし、
それに手を伸ばしたくなる気持ちも
すごくわかります。
だって地道にコツコツする努力って、
正直めんどくさいし続かない。
なので、
それをしなくてもいい方法って、
やっぱり魅力的に感じちゃうんですよね。
また、基礎をやらずに
型にはまらないスタイルや独学の人が
斬新でカッコ良く見えたりします。
(私も学生の頃は漫画の主人公のような
最初からできる天才キャラに憧れて、
自分もなろうとしていました。笑
真面目に基礎をやるなんて、
保守的でダサい!って。)
でも、「基礎をやらない」のと
「基礎をやった上で一度壊し
自分のオリジナルを確立する」のでは、
全然違うんですよね。
それは絵を描くのも経営も同じで、
基礎をきちんとやってきた人が見ると
基礎を飛ばしてきた人って
案外わかっちゃうものです。
たしかに「成功」や「天才肌」は、
目に見えてわかる輝かしい成果です。
でも、
その成果を構成しているのは、
人の目に見えていない部分なんです。
それがまさに、
地道にコツコツ続ける努力。
目を引く派手さはなくても、
続けている人は確実に積み重ね、
大きな成果になっていきます。
なるほど、やっぱり
地道にコツコツって大事なんだな。
大事、だけど、
私にはムリそう‥‥
と、さっそく次の壁に
ぶつかるかもしれません。
確かに私も、
彼女が元々努力家な性格だったから
地道にコツコツができたのかな?
とも思いました。
ところが、
今までは日記も途中でやめてしまい、
何か新しいことを始めても
いつも途中で続かなくなったそうです。
地道にコツコツは、
絵日記学を学んでから
初めてできるようになったとのこと。
でも、ますます不思議になりました。
地道にコツコツやる方法は、
講座の中で特に教えていないんです。
なぜ教わっていないのに
自然にできるようになったのか聞くと、
講座を学んでいくうちに、
「自分を知ることの面白さ」に
夢中になっていったのが大きかった
と話してくれました。
ここで私が
「あぁ、絵日記学生らしい理由だなぁ」
と思ったのが、
夢中になっていたら
努力しなくても普通に続いていた
という点です。
絵日記学生に多い
『子供心』が強いタイプの人の場合、
自分の心が強く惹かれたかどうかが
継続の鍵だったりします。
思考の『大人心』が強い人は
方法を知ってシステムを作れば
わりとすんなり継続できるのですが、
感情、感覚の『子供心』が強い人は、
思考より感情を動機に動きます。
つまり、感情がモチベーションに
直結しやすいんです。
ただ、感情なので
冷めたり気分のムラがあり不安定です。
一般的に、地道にコツコツが
できにくいと言われます。
ところが彼女のように、
自分を知ることに面白さを感じている人
にとっては、
絵日記を書けば書くほど 更に新しい自分が見つかる ↓ 見つかる度に喜びや好奇心が生まれる ↓ 更に書きたくなる ↓ これを繰り返すことで、結果、持続できる |
というしくみなんだなとわかりました。
走れば走るほど栄養が補給されて、
更に走れるみたいな状態です。笑
この感覚は私にもあるので、
よくわかりました。
私自身、絵日記を26年続けていますが、
やっぱり地道にコツコツ努力してきた
というより、
自分のことを知っていくのが
楽しくてやめられなかったら
26年経っていただけなんですよね。
私は自分のことを
成功者や天才肌とは思っていませんが、
地道にコツコツしてきたことが
いずれ大きな成果になった時に、
周りから「成功者」や「天才肌」に映る
ことは確かによくあります。
感情、感覚の『子供心』が強く、
自分を知ることに好奇心がある人には、
絵日記学はとても向いていると思います。
それに地道にコツコツを
一度何かで経験できた人は、
自分の中に感覚が身に付いていきます。
すると彼女のように、
経営や運動、読書や勉強など
他の分野にも応用させることもできます。
もしかしたら、
絵日記が書けるようになることよりも
おいしい副産物かもしれませんね。笑
ちなみに、
絵日記を書くと
『自分の言葉』で話せるようになる
というのもおいしい副産物なので、
よかったらそちらのお話もご覧ください。
自分も地道にコツコツができるように
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