絵日記学のコンセプトと各講座の目的について

絵日記学では、
自分を持った『本当の大人』になること
をゴールとしています。

卒業生さんたちは
「本当にその通りだった!」
と納得されるのですが、
受講していない人にとっては
ピンと来づらいかもしれません。

というわけで今回は、
絵日記学のコンセプトと各講座の目的
について詳しく解説しようと思います。

 

絵日記学の生徒さんにも
様々な個性がありますが、
心の奥底で共通している悩みは
「自分に自信がない」という点です。

いつも周りを気にして消極的な
自信のない人‥‥だけでなく、

一見、前向きで自信がありそうな人も、
内心の自信のなさを隠すための表向きの顔
だったりします。

日頃から漠然とした自信のなさや
自分を偽っている感じがしていると、
心はモヤモヤし不安定になりがちです。

自分に自信がないのは
何も努力してこなかったから
というわけでもなく、
むしろそういう人ほど頑張り屋
だったりします。

自信をつけるためにこれまで色々勉強し、
仕事やスキル、生活や容姿まで意識高く
何より真面目です。

なのになぜ自信がないかというと、
自己信頼、つまり
自分を信じるための軸(アイデンティティ)
がないから
です。

そんな人が軸を見つけるには、
外にある知識やスキルを得るのではなく、
自分の内側と向き合う必要があります。

自分の身近な日常を題材に、
自分の心を掘り下げ理解していく。

そんな内省のしかたを学ぶのが、
『絵日記学』の講座です。

 

体験講座 はじめて編

私たちは社会の中で
大人としての振る舞いを求められるため、
個人的な意見や感情は控えることが多く
本心にフタをしがちです。

絵日記学の体験講座『はじめて編』では、
大人が「自分」を見つけるために
絵日記に子供心の感情を書くことの重要性
その書き方を学びます。

「そっか、子供心が大事だったんだ!」
と講座でわかると、
みなさん絵日記に自分の気持ちを書き、
自分の子供心が出てきて涙がこぼれたり
セラピーのような効果を感じたりします。

‥‥ただ一方で、
「絵日記に子供心は出たものの、
ネガティブな気持ちを書いてたら
余計落ち込んでしまった‥‥」
という人もいます。

「ポジティブ日記」「感謝日記」
などがあるように、
ネガティブを書かないようにするのは
こうなってしまうことを避けるためです。

 

ただし心の奥底で自信のない人が
ポジティブなことだけを書くと、
やっぱりモヤモヤ苦しくなります。

なぜなら、自分のネガティブな気持ちに
またフタをすることになるからです。

 

▼関連記事はこちら

褒めノートや感謝日記でモヤモヤするのはなぜか

 

たしかに自分の気持ちを取り戻すために
子供心は大事ですが、暴走すると
感情に「自分」が支配されてしまいます。
(だから感情は悪者扱いされるんですね)

子供心が暴走すると、
わざわざ相手や自分が傷つく不毛な行動を
無意識に
取ってしまいます。

例えば
否定された!と思って過剰反応したり
ネガティブな考えが止まらなくなったり
嫌なのに断れなくなってしまったり
完璧主義になりすぎて燃え尽きたり‥‥

自分の軸がない人が感情を出すと
ブレて極端な出し方をしてしまい、
日常でも問題を起こしがちです。

 

ただ、子供心が悪いのではなく、
本当の問題は子供心の暴走の原因が
長年そのままになっていることです。

この根本にあるものを解決しないと
同じ問題を人生で繰り返し、
ますます自信をなくしてしまいます。

 

自分の軸を見つけるためには
子供心は確かに大事ですが、
子供心にのっとられた自分
「本当の自分」ではありません。

なぜなら心は三層になっていて、
大人心と子供心のさらに奥の中心部分にこそ
自分の軸となる『コア』があるからです。

 

大人心・子供心・コアの三層構造を理解し
自分の心の扱い方を学ぶのが、
絵日記学の『本講座(本編・続編)』です。

 

絵日記学 本講座 本編

『本編』では、講座の受講と並行して
自身でも絵日記を書いてもらい、
それを題材に講師との個人面談で
一緒に心を掘り下げていきます。

基本的に自分の絵日記は主観で書くため、
自分の盲点や無意識は
自分ではなかなか気付けません。

そのため最初は
子供暴走モードになってしまっていることに
気付き心の扱い方がわかる人がいないと、
自分一人で絵日記を書いても
「書いてただ落ち込んで終わった‥‥」
と行き詰まってしまいます。

 

本編の講座で
書いた絵日記の読み解き方を学び、
自分の心(大人・子供)の扱い方がわかると、
感情の子供心に支配されれにくくなります。

そうすることで、
心の中心に自分の軸ができていくのです。

また、軸ができるのは、
絵日記に自分のことを書いていく課程で
自分への理解が深まるからでもあります。

 

自分の軸ができてくると、
たとえ自分の心がブレた時でも立ち戻れる
心の土台になります。

大人心・子供心も安定してくるため、
ますます暴走による問題が減ります。

すると自己信頼が傷つくことも減るため、
自信が減りにくくなります。

 

絵日記学 本講座 続編

心が安定し自分の軸ができると、
最初の漠然とした自信のなさと
モヤモヤ苦しい状態から
だいぶ生きやすくなっていると思います。

さらに絵日記学では、
自分の軸を見つけるだけでなく、
社会の中で生きるには大人心が重要だ
と考えています。

自分を主張するだけでは
他者や社会との間で摩擦が起き、
人間関係や信頼を壊してしまいます。

せっかく自分の軸を見つけたのに、
社会の中ではまた自分を殺さないとでは
やっぱり苦しいですよね。

社会の中で自分を失くさず生きていくには、
人間性の成熟が重要です。

それが、本当の大人心』なのです。

 

この『続編』では、
本編で見つけた「自分」を活かして
社会の中でのびのびと活躍していくための、
大人の心と能力を育てていきます。

引き続き絵日記は書くのですが、
「社会」の捉え直しや関わり方、
大人の思考力や問題解決力を鍛える
絵日記の書き方を実践します。

大人の心が育つことで、
自分を信頼する自信だけでなく、
「自分の存在は誰かの役に立っているんだ」
という存在意義としての自信も育ちます。

それにより社会と自分を両立でき、
「大人」としての自分にも自信が持てる
ようになるのです。

 

以上が絵日記学の
『体験講座(はじめて編)』
『本講座(本編・続編)』の目的です。

 

本講座の
自分を持った『本当の大人』になる
というコンセプトが、
ただ耳触りのいい言葉ではなく
内実伴っていることが伝わったら幸いです。

あなたが本来の自分の可能性を活かし、
心も豊かな大人になれますように!

 

 

自分を深く理解して、
自分の軸を見つけたい方は本講座へ


2024-02-24 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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