ポジティブ褒め日記もネガティブ吐き出し日記も苦しいなら、自分の気持ちを理解する

自分をポジティブに肯定して自信をつける
「アファメーション」「褒め日記」
「感謝ノート」
など、
様々な方法をやってみたけど
うまくいかず、
『絵日記学』に辿り着いたという方が
最近増えています。

 

そうして辿り着いた方が
絵日記学の体験講座に参加し、

「ネガティブだって
大事な自分の気持ちの一つなんだから、
それも正直に書いていい」

と聞いてさっそく日記に書いてみると
今まで抑えていた不安や不満を書いた
どんどん本音が出てきた!
と驚かれることは多いです。

いわゆる「吐き出しノート」ですね。

今まで「ネガティブは良くないことだ」
と学習してきた人にとって、
自分が禁止していた音が出せた
という体験はとても大事な一歩です。

ところが、
あれが辛かった、これが嫌だった‥‥
と本音をどんどん書いていると、
最初は本音が出せた「カタルシス効果」
少し心が軽くなるのですが、
カタルシス効果って一時的で
問題は何も解決していなので、
また日常の中でネガティブな気持ちは
湧いてきてしまうんです。

 

▼参考リンク

・カタルシス効果とは

(出典:weblio辞書)

 

「自分の本音は出てきたけど、
いくらグチを書いても
それを読んでても苦しい‥‥
この方法もまたダメか」

とやめてしまうのは、
ちょっともったいないかもしれません。

「ネガティブを書くこと」が目的ではなく、
自分の気持ちの理解度が高まると
日記の内容も自分も変わっていくから
です。

というわけで今回は、
アファメーションや褒め日記を書いても
効果がなかった生徒さんの
日記が、
講座を受けるとどう変化していくか
について書いて
みようと思います。

 

アファメーションや褒め日記など
ポジティブ思考のワークが
あまり効かない人の傾向として、

・常に本音を押さえ込んでいて
自分の本当の気持ちを自覚しづらい

・本当は否定的な気持ちがあるけど、
そんなこと思っちゃいけないと
気持ちを
否定する

・そんなこと思っちゃう自分ってダメだと
自分を否定する

ということが多いです。

自分に厳しいのは立派なことですが、
否定的な気持ちを否定したい自分のことも
否定する‥‥
という否定のトリプルコンボじゃ、
自尊心も育ちにくいですよね。

 

だからこそアファメーションや褒め日記に
興味を持つことにもつながるんですが、
残念ながらその方法も
このタイプの人には効果が出にくいのです。

人に肯定されても受け取れず、
自分で自分を肯定しても違和感を感じ
すかさず否定したくなってしまいます。

 

▼関連記事はこちら

・褒めノートや感謝日記でモヤモヤするのはなぜか

・アファメーションが効かないどころか余計モヤモヤする原因

 

だからこそ、
無理やりポジティブなことを書くよりも、
まずはネガティブでもいいから
自分の本音を書いてみることが重要
なんです。

 

日記に自分のネガティブな本音を
書き始めた生徒さんに

「こんなグチばっか書くだけの日記で
本当にいいんでしょうか‥‥?」

と聞かれても、

「その調子でどんどん書いてください!」

と私が伝えるのは、
私がその生徒さんの日記を手がかりに、
ネガティブな気持ちのさらに奥にある
「本当の気持ち」を特定していくからです。

 

ネガティブな本音をちゃんと出すことは、
そのための最初の一歩なんですね。

そして最初の一歩」から先を学ぶのが
絵日記学の『本講座』
です。

 

 

絵日記学の『本講座』では、

  • 講座
  • 個人面談
  • 自分の日記

という3つのアプローチで進めていきます。

 

「講座」では日記の書き方だけでなく、
気持ちの感じ方、ものごとの考え方
について学び、

「個人面談」では生徒さんの日記を元に
自分では見えにくい気持ちを
一緒に掘り下げていき、

「自分の日記」では日々のできごとを通し、
自分の気持ちの表現のしかたや気付きなど
生徒さん自身の自力をつけてもらいます。

面白いもので、三つのどれが欠けても
うまくいかないんですよね。

 

講座が一話進むごとに
思考力、表現力、理解力や感受性、
言語化能力、物事の捉え方や
忘れていた記憶の想起といった
内面の変化が起きます。

最初は話している時も自分に否定的で
自分の考えや気持ちを
あまり話さなかった生徒さんが、
その人の本来持っていた魅力や才能、
ユニークな自分の世界観を出し始めます。

感情豊かで本質的なものの考え方ができ、
個性や主体性、自己意思や志といった
「自分」のアイデンティティを作るものが
徐々に見つかってくるからです。

 

こうして日記の内容が、
最初のネガティブ吐き出し日記から
自分の内面を豊かに育てる
変化してきます。

 

また、内面が視覚化されることで
自分でも変化を実感でき自信になるため、
日記を義務感でなく自発的に書き進める
ようになります。

(この辺りから加速し、
生徒さんから宿題でもないのに
日記が大量に送られてきたりします。笑)

結果、書き始めの人がぶつかりやすい
「日記が続かない問題」も、
無理やり自分を鼓舞することもなく
自然に解消されていきます。

 

‥‥とはいえ、心って曖昧で複雑なので
間違ったやり方をしていたり
自分では自覚できない感情だったり
どの方法もうまくいかず、
迷走する人が多いのも事実です。

自力で自分の気持ちを知ろうとしても、
冒頭のお話のように
最初の一歩で不安になるかもしれません。

自分に自信がなかったり
自分への否定が強い人ならなおさらです。

それでも今までいろんな方法を試しても
うまくいかなかった人は、
表層の気持ちを書いただけで
「これも違った」と判断して
すぐ別の新しい方法を探す前に、
一度じっくり取り組んでみませんか

 

自分の現実で起きているできごとを見つめ
自分の本当の気持ちを掘り下げることが、
ずっと感じていた停滞感の
転機になるはずです。

できごと + 気持ち= まさに日記!

 

そして絵日記学で大きく変化した
生徒さんの日記には、
自分の軸が見つかるまでの過程
自分が成長したとわかる証拠
全て残っています。
(それもすごくリアルな内容で!)

 

この日記に書いた記録は、今だけでなく
この先自信をなくしたり
「自分」がわからなくなった時の
自分を取り戻すマニュアルとして、
何度も何度も
あなたの人生の岐路で役に立ってくれる
大事な本になりますよ!

 

 

 

【おまけ】

▼本編第4話『自分の言の葉編』受講後の
生徒さんの感想日記

 

 

自分を心から肯定できるように
なりたい方は
こちらから

 


2025-03-10 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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