しあわせになりたい…のに。5.幸せは手に入ても消える？
幸せになりたい…のにシリーズ、
なんだか続いておりますが、
シオザキサワの幸せな恋愛への道
迷走体験談、第５話です。（笑）
（前回までのあらすじ）
ついに「俺があなたを幸せにします！」
という男性が現れて、
私、これで、これでやっと
幸せになれるんだ・・・っ！！
・・・と思いきや、男、蒸発。
ショックで混乱し、
「え！？嘘、なんで？なんで？？
どうして？？？
やっぱり私は、
どんなに努力しても
幸せになれない人間なのか！！（泣）」
と、またふりだしの考えに
戻りそうになりました。
ただ今回、
今までと違う行動に出たのが、
親友への連絡。
そこで初めて私が見たものは、
かっこ悪い自分や
情けない自分を見せても
誰にもバカにされない世界でした。
ダメな自分でも、
人って離れていかないんだ・・・。
あぁもう本当、ありがたいなぁ。。
と心底感謝が溢れてきたんです。
私、幸せ者だなぁって。
・・・あれ？「幸せ者」？
てことは、
しあわせってことじゃん？私。。。
え？？ぇ、待って！
え、そういうこと！？
これが前回のあらすじでした。
そういうことって
どういうことかというと・・・
「私がもっと〇〇だったら、
きっと幸せになれるのに」
なんて思ったこと、
あなたはあるでしょうか。
もっと美人だったら、
才能があったら、
頭がよかったら、
愛され上手だったら、
お金持ちだったら・・・
「〇〇だったら幸せ」
は、もう一方で
「〇〇がないと幸せになれない」
「〇〇じゃない私は幸せでない」
という思いが、自動的に
対でセットになっています。
しかも後者の部分は無意識なので、
本人も自覚がなく
見落としてしまう部分なんですね。
「俺があなたを幸せにします！」
という言葉に、
この人がいたら
私は幸せになれるんだ！と、
彼＝幸せ
と思ってしまったから、
彼が消えたあの時、
＝幸せも一緒に消えてしまったように錯覚し、
ああも絶望や混乱に陥っていた
ことに気付きました。
自分の真ん中にぽっかり空いた穴。
一時的に何かで埋まっても、
その「何か」は自分では
コントロールできない部分なので、
ある日突然、意図せず消えたりします。
そしてまた他の、
穴を埋めてくれる
「誰か」や「何か」を求めて
探し始める・・・。
迷走している人が
ずっと迷走し続けてしまうのは
このためです。
この世界のどこかに、
自分を幸せにしてくれる
「何か」があると思っている。
そして他人や物など、
自分の「外」にあるものに
期待や依存をする。
それでは結局,
「本当の幸せ」に行き着かないんです。
例えば、
好きな人といざ付き合えたら
今度は失う不安にモヤモヤします。
付き合う前は、
ただ好きという気持ちだけでよかったのに。
一位を取ったら、
次回から二位以下に追われ転落する
プレッシャーを。
宝くじで
ある日突然大金を手にしたら・・・
もう言うまでもありませんね。
「〇〇だったら幸せ」
という条件付きの幸せは、
本当の幸せに行き着きません。
手に入ったら確かに喜びだけど、
それを失う不安や、
実際失うたびに毎回絶望するから。
自分の外にある「何か」をあてがう
条件付きの幸せは、
そんな喜びとショックの間を
いつまでも行ったり来たりして
生きることになります。
あんなに傷つくくらいなら、
幸せなんて望まない方がマシ
なんて思っていた方が、
実は裏の気持ちとしては楽なんです。
期待しなければ、
絶望もしないで済むから。
私がそうだったのでわかりますが、
この思いを持っていると、
そこそこの幸せで満足しようとしたり
本当に心から欲しいものを
「欲しい」と思えなくなったりします。
幸せを望みながら、
同時に幸せを拒む自分が裏で発生し、
裏の方を叶え続ける現実が起きます。
「しあわせは手に入れても消える」
というのは、
そのような自分の奥底の心を知らないまま
自分の中に空いている穴を
外の何かや誰かに求めてしまったり、
さらに心の裏では失う恐怖を持っている
という心の仕組みを知らないと、
確かにこれが事実になります。
でも、
「幸せになろうと頑張っているけど
なかなか幸せになれない残念な人」
なんて肩書き、
悲しいじゃないですか。
では、唯一、自分の元から
一生なくならないものはなんでしょう？
それが「自分」なんです。
（長くなったので次回に続きます）
＞幸せになりたい…のに６
※このシリーズを最初から読みたい人はこちら
◆しあわせになりたい…のに。２.「何を信じているかの発見」がカギ
◆しあわせになりたい…のに。３.いざ望みを書き換えた後に起きること
