お金にならない趣味を仕事に!自分を支える2つの自信

2月に入り、立春を迎えましたね。
旧暦ではここからが新しい年の始まりです。

「そういえば新年にあの宣言をしたのは
いつだったっけか‥‥」
とふと思い出し、
過去の絵日記を探してみました。

そして2013年の絵日記に、
「絵日記でメシを食う!!」
と書いたページが出てきました。

そうか、今年でちょうど10年なんだ。

 

▲2013年2月10日の絵日記

というわけで今回は、
今の『絵日記学』ができた時の
私の話を書いてみようと思います。

 

2013年、当時の私は
「いつか自分の仕事をしたい!」
と思いながらも、
じゃあ何で起業したいかはわからず
モヤモヤし焦っていました。

これといってやりたいビジネスも
積み重ねた仕事スキルも
人より優れた才能もない。

30過ぎまで
何もしてこなかった空っぽの私には、

ただの趣味レベルのもの(絵日記)
しかない‥‥。

 

今となっては
「だからお前それだって!!」
とツッコミたくなる話ですが(笑)、
当時は本気で悩んでいました。

だって「絵日記」の職業はないし、
無名な一個人の絵日記なんて
お金になるものでもない。

だから絵日記は
最初から除外していたんです。

 

でも、
もし絵日記が仕事になるとしたらどう?
と問いが浮かんだ時、

えっ?そんなこと可能なの??

‥‥でも、もしできるのなら、
すっっっごいやりたい!!!!

 

感覚的な表現になってしまうのですが、
自分の中がキラっとした瞬間でした。

嬉しいとか喜びともちょっと違う、
感情よりももっと奥にある「何か」が、
呼応したような気がしました。

そんなことがあった数日後、
旧暦の正月もあったことだし
みんなで集まって新年の宣言をしよう!
という話になりました。

それぞれ今年の目標を発表し、
私のターンに。

 

「絵日記で、メシを食う!!」

と言っていました。

 

みんな「‥‥ん?どゆこと??
メシ?あぁ、仕事にするのね。
それで、絵日記でどうやるの?」

私「わかんない!」

ドヤ顔でノープランでした。笑

 

私「どうやるかはまだ何もわからない。

でも私の心がキラってしたから、
きっと、この道であってると思う。」

そんなまだ中身のない宣言から
今の『絵日記学』が生まれました。

 

この宣言をした後から、
「絵日記を仕事にするにはどうしたら?」
と毎日考えていました。

大人に絵日記を教える講座にしよう
と決めたものの、
学校では落書きばかりでロクに勉強せず
過去の職歴にも講師や教育の経験もない
素人の人間です。

模倣しようにも
絵日記の講座の先人なんていないので、
手探りでやるしかない。

 

でも、どうしてもこれがやりたい!

こうなるともう執念だけです。笑

 

 

とはいえ、理想や想いだけでは
そんなに甘くないもの。

「なんであの苦行だった絵日記を
わざわざやらなきゃいけないの?」
と、見向きもされませんでした。

あれ、なんでなのか私もわからない。。
講座をしても全然理解されない。

 

 

惨敗続きでとうとう貯金もなくなり、
根拠のない自信の限界を感じました。

 

できないなら、できるようになろう。
知らないなら、知ろう。

と気持ちを立て直し、
(そう思うまで数ヶ月落ち込みましたが)
心理カウンセラーの学校に通い
幼児教室で講師として働くなど、
自分に不足した経験を
何年もかけて0から積んでいきました。

 

絵って心理的にこんな効果があるのか。

感情を抑えるってこんなに問題起きるんだ。

日記が大事って夏目漱石の猫も言ってる!

アイデンティティクライシスってあるのか。

自己啓発を学んでも
自分がわからないって言う人多いな。

『子供』と『感情』の動きって似てる!」

 

なんか好き、なんか大事な気がする
という感覚だけでやってきましたが、
心理学、美術、哲学、歴史、物理学、
教育、武術、認知療法、言語‥‥
あれ?どれも絵日記に近い話ばっかり。

すごい、もしかして
全ての道は絵日記に通ずなの!?

子供の頃から勉強嫌いでしたが、
好きな絵日記のための勉強となると
別人のように夢中で学ぶもんですね。

 

ただ趣味で書いていた絵日記に
こんなに意味があったんだと
後から知識や理解がついてきて、
ますます絵日記が面白く好きになりました。

私のただの趣味、
めちゃめちゃすごいものだったんだ!!

 

そうしてロジックができていったことで、
少しずつ人にも伝わるようになりました。

そして仕事として成り立ち、
ありがたいことに絵日記でメシが食えている
10年後の今に至ります。

 

▲2023年2月10日の絵日記

 

とはいえ、メシ以上の
大成功大ブレイク!!
‥‥とまでは今もなっていません。

でも、
自分の中にあった大事にしたいものや
表現したいことが、

長い年月をかけてゆっくり少しずつ、
確かな形になってきたように思います。

「あれ?まだ全然大成してないのに、
自分の作ってきたこの道に
既に誇りがある。。

 

10年前の私の
「自分の仕事をしたい」
という願いは、
ビジネスをしたいのでも
稼いだり有名になりたいのでもなく、

「自分のアイデンティティや個性を
『仕事』で表現すると、
私の場合こんな形なんです!」

と言える仕事をしたかったんだな、と
今になって言葉が見つかりました。

 

「大丈夫。この道であってるよ。
だって、私だからね。」

そう自分に言えるくらいには、
自分のやっていることを
信じてやれるようになったなと思います。

この、“私”の部分に
どれだけの意味が込められているかで、
信じる思いの強さは変わってきます。

 

心から自分を信じられるのはなぜかというと
絵日記を書いてきた中で
「自分」を深く理解してきたからです。

私がどんな人間でどんな特性で
何に強く心惹かれ
何が絶望的にポンコツなのか‥‥。

そんな特性だからこそ、
これがいかに自分らしい道かに
深い納得感が伴います。

「信じる」が「確信」になるんです。

 

‥‥でもそういえば、
納得どころか根拠すらないタイプの
信じるもありましたね。

「どうやるかはまだわかんないけど、
とにかく絵日記でメシを食うんだ!

だって私の心が
今こんなにキラキラ反応してるのに、

これが間違いなわけないじゃないか!!」

という、
自分の中から突き動かされるような
情熱や執念のような確信
です。

 

根拠のある自信と、根拠のない自信。

この二つの自分を信じる気持ちは、
何年もうまくいかなくて
迷い、心が折れそうな時にこそ

自分を支える強い柱になります。

 

ましてや前例がないものならなおさら、
失敗や心が折れることが何十倍も多いです。

だからこそ、
その時に自分を信じ続けられるかどうか
が重要になります。

 

 

例えば、↑  こんなことまで言われて
10年も結果が出なくても、
そんな自分を信じ続けられるかどうか。

‥‥いや、改めて読んだけど
けっこうボロクソですね。。笑

 

こんなのなんの価値もありそうにない。
でもなぜかついやっちゃう好きなこと、
あなたはありますか?

もしあなたの心が
何かに対し特別に感じ惹かれるのなら、
それは絶対大事にしてください。

たとえ他の人から理解されない
無価値なものだとしても。

まだ中身のないまま無茶なフラグを立て、
10年もかけて回収した同志の私が
応援しています!

 

 

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自分を信じてあげたい人はこちらから


2023-02-23 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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