手帳の移行時に、あえて手書きで書き写す手間も楽しむ

新しい年が始まり、
だんだんお正月ムードが明けて
そろそろ仕事始めという方も
いらっしゃるでしょうか。

私にはお正月休みの期間、
新年のご挨拶や初詣、年賀状など
お正月のやることが一通り終わったら、
仕事始めが来る前にもう一つ
やっておかなくてはいけないことがあります。

絵日記を書いている2020年の手帳を
新しい年のものに切り替えるために、
移行させる内容を書き写す作業です。

‥‥とはいっても、
今はパソコンやモバイルに
スケジュールアプリや管理システムが
入っていれば自動化されるので、
わざわざ手作業で移行する必要がない人も
多いかもしれませんね。

手帳を2冊並べて書き写す作業は
アナログ特有の手間ですが、
毎年新年の始めにこの作業をしていると、
書きぞめのような気分にもなれて
気持ちがスッキリするので、
この手間が私は案外好きだったりします。

 

特に、自分の心を整え、
律するために忘れずにいたい
「心のチェックリスト」絵日記学の理念
一字一字、手帳の中表紙に書き写す時は、
その言葉の意味を改めて噛み締め、
襟を正すような気持ちになります。

ところで、
私の仕事のイメージからなのか
言うとけっこう意外がられるんですが、
私はこうした
絵日記や心のチェックリストを
手帳に書くわりに、
夢や目標などは全然書かないタイプです。

(といっても否定派というわけではないので
書くのが好きな人は
もちろんどんどん書いてくださいね!)

「手帳に目標や願望を書くと叶う」
なんてことはよく言われますが、
私の場合、そこにはあんまり興味がない
という理由です。

 

あなたの手帳には、
何を書いて、何は書きませんか?

夢や目標以外にも、
1日の予定やタイムスケジュール、
todoリストや印象的な言葉、
アイデアのメモや記録、欲しいもの‥‥

全てを書くわけでなく、
これは絶対書く、これは書かなくていいと
私たちは手帳に書く際に
自然と自分で取捨選択をしています。

手帳って、使い方に
その人の価値観や人柄、個性が出ますよね。
人の手帳を見ると、
「その人らしさ」が詰まっているので
面白くて好きです。

 

この取捨選択って、
絵日記を書く時もそうなんですよね。
自分の目の前で起きたできごとの、
何を書いて何は書かないのか。

講座の宿題や面談の時に
生徒さんの絵日記を見せてもらうのですが、
そこには
その人が大事にしたいことや
その人はどこに心が動くのか、
そのできごとをどう解釈したかや
何にこだわっているのか、
どんな心の癖があって
どんな大人心と子供心を持っているのか
などがわかります。

 

書いた本人自身は気付かずに
ただただ素で絵日記を書いているので、
私からのフィードバックで
自分の心の奥底で無意識だった自分を
更に深く知ることができるようになります。

更に、絵日記では
言葉としては書かれなかったけど
言葉以外に現れている

「本当の気持ち」も読み取れます。

それは絵日記の「絵」だけではなく、
引かれた線や使った色、
行間や筆跡などにも
その人の感情が乗っています。

又、「‥‥」に言い含められている言葉や
言葉の裏に隠れている子供心など、
目に見えない情報も
紙のページの上にたくさん載っています。

これらを読み解くのが、
講師の私としては
ものすっっっごく楽しいんですよね。

 

絵日記を書いていくと
「自分の本当の気持ち」を表すのが
どんどん上手になり、
絵日記を読み返すと
「懐かしいのに初めて知る自分」が
たくさん見つかります。

その気持ちを見つけるためにも大切なのが、
自分に嘘をついて心を曇らせないことです。

とは言っても社会を生きる大人の私たちは、
些細なキッカケで曇ることだってあります。

しかも自分では曇ったことに
気付いていなかったりするので、
意図せず放置してしまいがちです。
講師の私でもそう。

でも、だからこそ、
忘れないように
手帳の一番始めのページに書いて読み返し、
今曇っていないかな?と自分に聞いて、
些細な心のほつれに
早めに気付くようにしています。

 

●今、心は曇っていないか?

●今、本当に素直でいられているか?

●誰かへの感謝を見落としていないか?

●その行為は、幸せにつながっているか?

何かがうまくいっていない時、
上記のどれかで必ずひっかかります。

そして、物事が自然とうまくいい方向に
どんどん進んでフローに乗る条件は、

●自分が曇っていないこと

●コアと自分が一致していること

●自分を信じてあげられること

●自分の中の自分たち
(大人心、子供心、コア)から

信頼されていること

わかっているつもりでも、
なぜかどうにもうまくいかない時って
モヤモヤし忘れてしまうものです。

だから、
その度にこうして何度でも思い出して
本来の道の上に自分を戻せるように、
手帳の最初に書いておきたいんです。

 

これらの言葉を、
絵日記学の私たちの理念である

「みんなの子供心を救いたい!」

という想いと一緒に手帳の始めに書き、
今年も一年、何度も読み返し省みて、
生徒さんたちに伝えていこうと思います。

新しい一年の始めに新しい手帳にされた方、
これから使う一年間の間に
何度も開きたくなるような特別ページ
作ってみてはいかがでしょうか。

 


2021-01-08 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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