絵が苦手な大人でも絵日記を書いた方がいいのはなぜ?

あなたは、絵を描くのって好きですか?

『大人のための絵日記学』と聞くと、
「興味はあるけど、絵が苦手だしなぁ」
と思う人がとっても多いです。

講座に来てくれた参加者さんに
「ちなみに絵が苦手な人ー?」と聞くと、
毎回、8割くらいの人が手をあげます。

さてこの8割という結果。
大人に聞くと大体こんな割合ですが、
小学生に聞くと3、4割、
幼児になると更に少なくなります。

 

どういうことかというと、
子どもの時は絵を描くという行為に
苦手意識ってまだそんなにないんです。
上手いか下手かよりも、
純粋に「楽しさ」で絵を描けるから。

つまり、元々絵が苦手なのではなく、
大きくなって後天的に苦手になった人が
多いんですね。

たとえば学校に入ってから、
自分の絵が図工や美術の授業で
成績の優劣や評価をされたり、
人に何か言われたりしませんでしたか?
この経験による影響は大きいです。

そういうものによって、
「私は絵がうまくない、苦手だ」
という思い込みが強くなっていきます。

この時、
「上手に描かないといけない」
「プロのイラストレーターや
漫画家と比べると下手だ」
など、
何か自分に高いハードルを課した上で
「私は絵が下手だ」と思っているケースが
大人になるほど多いように感じます。

 

でも、
「絵ってうまく描かないとダメなの?」
と聞くと、「あれ?」ってなるんです。
絵を描いてはダメな理由なんて、
本当はないんですよね。

『絵は上手い人が描くもの』
という思い込みが
『私は上手くないからダメ』に変わり、
苦手意識を作っていきます。

絵を遠ざけるのって、
「できない自分を見たくない」という
『大人心』だったりします。

 

でも、絵日記学における絵の前提は、
上手い下手ってどうでもいいんです。
素敵なイラストや絵画でなく、
ノートの端に描くような落書きでいい。

だって、大事なのはそこじゃないから。
そもそも、この絵日記には
上手く描く必要性がないんですね。

↑こんな棒人間にメールの顔文字程度で、
効果はもう十分得られるんです。笑

さてここで
絵が苦手でも、顔文字を使ってまで
なぜ絵を描く必要があるのか。
日記でなく、日記が必要である理由
についてお話ししましょう。

 

あなたは自分のことを
ブログや日記に書こうとする時、
気持ちを言葉だけで簡潔に書けますか?

もどかしいモヤモヤしたあの感覚は、
自分の中で感じている「何か」を
うまく言語化できない時に感じます。

モヤモヤというのは無意識の部分にある
まだハッキリ言葉という形に
なっていない状態のものなんです。

ましてや感情や感覚といった
元々が曖昧でハッキリしないものは、
言葉に変換するにはかなり鍛錬がいります。

だから『思考』ではあれやこれやと
いくらでも難しい言葉が出てくるのに、
『感情』になると途端にフワっとして
「なんかイヤ」とか「ワクワクする」など
子供のような拙い言葉になってしまうんです。

 

じゃあ、言葉にできなかった気持ちは
どうしたらいいのかというと‥‥
あえて言葉にしない
という方法もあるということ。

そしてそこで出番なのが
非言語である『絵』なんです。

 

思考を司るのが大人心なのに対し、
感情・感覚は子供心です。

難しい言葉をたくさん知っていて
普段、会話や文で言葉を駆使する大人が、
感情を言葉にしようとすると
急に拙くなるというのも納得ですよね。
感情の担当は、子供なんですから。

自分の気持ちを知ろうとする時、
普段の自分の気持ちを言葉にするのだって
ままならないのに、
心の本やワークを試してみても
「どれが自分の本当の気持ちがわからない」
と悩むのも、無理もない話ですよね。

だから、
今、自分の本当の気持ちがわからなくても
自信をなくす必要は、全くないんです。

 

たとえば
あなたは会話や文章で人に伝える時、
うまく言えなくてもどかしくなったり
伝わらなくて悲しくなったりしたこと
ってありませんか?

「なんでわかってくれないの?」
「うまく言えない私、ダメだなぁ」
と、ちょっと傷ついてしまいますよね。

 

その時にあなたが感じた気持ち、
実は自分と他者との間のことだけでなく、
あなた自身の心の中でも同じようなことが
起きているとしたらどうでしょう?

子供心が、
あなたに気持ちを伝えたくても
どうにも言葉足らずでうまく言えず、
伝わらないと悲しみ傷ついていたら‥‥。

小さな子に、
「言葉だけで簡潔に意思表示しろ」
なんて言えないですよね。

 

それに、感覚を司っている子供心は、
抽象的な表現なら大人よりむしろ得意です。

心という曖昧なものを知ろうとする時、
本や勉強などの知識や言葉だけでは
頭打ちになってしまう理由でもあります。

そういう意味でも『絵』という非言語は、
子供心が言葉以外の方法で
抽象的にあなたに気持ちを伝えられる
大事な手段なんです。

もちろん絵が完璧で、
言葉がダメということでもありません。
言葉と絵、どちらも使っていいんです。

あなたに気持ちを伝える手段が
1つから2つになることで、
子供心は気持ちをより伝えやすくなるよ
ということです。

それに、言葉に変換する時に
削ぎ落とされてしまった心の情報も、
絵にはたくさん詰まっています。

絵日記学で考えている絵の目的とは、
子供心があなたに
「気持ち」をより伝えやすくなること。

子供心が一生懸命伝えてくれる
「自分の気持ち」を
一つ一つ拾いあげていったその先に、
自分の「本当の気持ち」が見つかるのです。

そう考えると、
絵が上手い下手に捕らわれて
絵の使用を自分に禁止してしまうの、
すごーくもったいないですよね?

もし絵が苦手なら、
棒人間と顔文字から始めてみませんか?
絵日記は、誰にも批評されることのない
「心の落書き」なんですから。

 

 

気持ちを知る手段を増やして
自分の本当の気持ちを見つけたい方は

まずこちらから


2020-03-10 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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