過去の絵日記を読み返すことの重要性
絵日記は、書いて終わりではなく、実は読み返す時に様々な効果を発揮します。
言い換えると、書くだけでは絵日記の効果の半分しか使えていないということです。
書くことで output、そして読み返す時に inputが起きて、
初めて物事が一巡し、完了するのです。
一巡して初めて、一層、自分の内側を見つめられるようになります。
直線的に中をこじ開けるのではなく、一層一層丁寧に、自分をほどいていく。
人は、忘れるという機能を持っています。
しかしそれは、脳の防衛機能として、無意識に目をそらしたかったり耳が痛くて忘れてしまうことも多いのです。
大事なことは、過去の絵日記の自分が、今の自分にヒントを教えてくれています。
何度も、何度も。
その読み返し方、紐解き方なども、講座の中でお話ししています。
最近、絵日記学の価値がうまく人に伝わらないことが続き、落ち込んで去年の絵日記をなんとなくパッと開いたら、2015年6月14日のページが出てきました。この日の絵日記の先生、生徒さんに励まされてます。笑
そして、2016年の今、うっかり開いて、また励まされてしまいました。笑
人は、忘れる。
だからこそ、絵日記に記録をしておくと、そこに「自分の跡」が残せるんですよね。
しかも言葉だけでなく絵があるので、その時の生の感情や臨場感ごと。
鮮度抜群、フレッシュパック状態です。笑
その当時は1しか分からなかったことが、一回りして今読み返すと、5わかる自分になっていたりします。
「忙しくて、絵日記なんて書く暇ないよ」という大人の方は多いですが、
心を亡くすと書いて「忙」。
同時に、
心を亡くすと書いて「忘」でもあるんですね。
大人になり、自分の本心に何枚もフタをして、感じる心を置き去りにしてしまわないように。
自分の、「生きる上で本当は大事だったもの」を見失ったまま進んでしまわないように。
「大人の絵日記」講座は、大人の心に効く講座です。