絵日記学本講座の「物事の本質を見抜く審美眼編」だけ受けたいというお問い合わせ
絵日記講座の本編 第6話に、
〜物事の本質を見抜く審美眼編〜
というものがあります。
全八話ある講座の本編の中でもみなさんから一番興味を持っていただき、
「これだけを単発で受けられませんか?」
とお問い合わせの多い講座です。
そりゃあ物事の表面に囚われず、
本質を見抜けるようになりたいですよね。
すごくわかります。
しかしそれを十分に理解できるだけの土台ができていないと、
それこそ表面的な理解になってしまいます。
絵日記学の中で定義している
「本当の大人」の条件の一つに、
この『審美眼』があります。
審美眼というのは、
美を的確に見極める能力のこと。
また、本質を見極める力でもあるのです。
この能力に必要なのは芸術の知識ではなく、
自分の心をはたらかせて真実を見る力。
この時の心の状態を表すのに、
とても簡潔に説明している言葉があります。
禅語の「明鏡止水」です。
【明鏡止水(めいきょうしすい)】
邪念がなく、
澄み切って落ち着いた心の形容。
「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。
「止水」は止まって、
静かにたたえている水のこと。
なんだか崇高すぎて
ちょっとわかりづらいので、
絵日記学の中に出てくる用語
「大人心」と「子供心」に置き換えて
解説してみます。
大人心の思考ばかりが優先されて
自分の本当の気持ちを見失っている時や、
逆に子供心の感情に振り回されて
理性を失くしている時は、
自分の内面はノイズだらけになり
本質を見抜く審美眼がうまく使えません。
おしゃべりな思考や
騒ぎ立てる感情を鎮めて、
モヤモヤした心の曇りが晴れた時に初めて
物事の本質が見えてきます。
絵日記学は、自分の心の整え方を学び、
『本当の大人』になる為の講座です。
表面だけ繕ってごまかせるのは若いうち。
いつかボロが出ることは目に見えています。
その表面が失われてきてからが、
その人の内面が問われます。
表面的な審美眼編の知識を得たところで、
心が曇り乱れていたら使えないのです。
知識が増えただけで中身のない自分を
また実感するだけです。
途中のステップを飛ばして、
ゴールだけを手に入れるのは、
問題の解き方を知らずに
答えを写すだけのようなもの。
その場は楽ですが、
結局、何も身につきませんよね。
簡単に成果が出る!
これを使うだけで誰でも美人なれる!
簡単でキャッチーなものは
私も魅力に感じてしまいますが、
表面ばかりの追うことは
本質をいつまでたっても理解できません。
一向に深みに辿り着くことができず、
本質を見抜く審美眼の目は
むしろますます曇っていくだけです。
物事の本質を見抜くことは、
物事の深みがわかる人間になること。
本質を理解し
凛として洗練された大人になるには、
自分自身の心と向き合う必要があります。
そのような考えから、
絵日記のことを子どもだけのものでなく
「洗練された大人のたしなみ」
だと表現しているんです。
表面的なものに惑わされず、
その奥にある本質、
「本当の美しさ」とは何かがわかってくる。
絵日記学で審美眼を磨き、
本質的な学びをしてみませんか?
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