失敗は成功の元…にもただのトラウマにもなる(前編)

あなたは、
大きな夢や実現したいことはありますか?
大人になって制約が増え
ままならない現実をたくさん目にしても、
それでも夢を持てる大人というのは、
とても素晴らしいと思います。

その一方で、
それは自分の本心からの夢でしょうか?

立派な夢や素晴らしい志は、
周りの共感を得られ、
肯定され応援されやすいものです。

 

私も29歳の頃、
長年の憧れだったフランスで
一旗上げるという大きな夢のために、
思い切って会社を辞め渡仏しました。

‥‥が、その結果、人生最大の挫折
経験してしまったお話をしようと思います。

「29歳と数ヶ月。。
このままでは、何もない人間のまま
30歳になってしまう!」

と、当時勤めていた会社を辞めて、
知り合いのツテもなく
フランス語どころか英語も話せないまま、
身一つでフランスに行きました。
観光でなく、生活でパリが見たいと。

 

「せっかく楽で
給料のいい大手企業にいるのに、
辞めるなんてもったいないよ。
そこまでする目的は?理由は?」
と周りの人から散々聞かれました。

「だってフランスが好きだし、
いつか自分でビジネスしたいとも思ってたし
デザインやアートの道が開けるかもだし、
国際結婚して海外生活とかも素敵!」

などと、夢を持ってキラキラしていて、
向上心や志が高くてすごいねと言われては
まんざらでもない気になっていました。笑

 

↑当時の恥ずかしい絵日記も載せておきます

 

そうして、
周りの人たちにカッコいいことを散々言って
フランスに旅立って行きました。

それでもフランスで様々な経験をして
成長して帰ってこれていたら
それも良し‥‥だったのですが、

 

結果、
特に何も大きなチャンスを掴むこともなく、
何も成し遂げずに3ヶ月のビザが切れて
ただただ手ぶらで帰国しました。。

 

ここで自分の思い描いていた未来と違う
最悪の結果に愕然とします。
絶望とはこういう気持ちかというくらい、
景色が真っ暗に見えました。

「どうしよう。。
こんな自分、見せられない‥‥!」

自分を良く見せようとして隠していた
「本当は何もない自分」が、
もう言い訳できないくらいハッキリ
露呈してしまったわけです。

 

恥ずかしくて情けなくて惨めで、
人に「フランス、どうだった?」
と聞かれるのがものすごく怖くて。

1ヶ月近くも周りの人に
帰国したことを黙っていたほどです。
家で、1人鎖国していました。笑

 

学歴→大学も出ていない
職歴→バラバラの業種を2,3年で転々
特技・資格→特になし
30歳独身、無職女性‥‥
フランスに行けば人生が変わると
会社も辞めてしまったので、
ひどい経歴です。

「あ、私の人生、失敗だったかも‥‥」
私にとって、人生最大の挫折と絶望でした。
夢に敗れたどころか、
ごまかしてきた空っぽの自分だけが残り、
自分の存在価値ごと崩壊したわけです。

でも、
「本当は何もない空っぽの自分」って、
突然登場したわけじゃないと思うんです。

本当はずっと前から薄々わかってたけど
必死に見ないフリをして、
人にもバレないようにしていただけ
だったんですよね。

見栄や虚栄のハリボテだらけで、
人に必死で表面の自分だけを見せて
29年間生きてきていたんです。

今思うと、
「これまでの人生で特別な偉業を
なにも達成できなかった普通の自分を、

海外に行けば一発逆転し、
人生を変えられるかも!」
というのがきっと本音だったんですね。
浅はかでお恥ずかしい話ですが。。

本当は自分に自信がない、
本当は価値がないと思っているといった
自分の本音にちゃんと気付けていたら、
ここまでの大怪我をする前に
ちゃんと立ち止まれたんだと思います。

 

(思い返してみると、
自分のボロが出てバレそうになると
相手を嫌いになって関係を切ったり、
会社を辞めて逃げる‥‥
という行動に、
その片鱗はずっと出ていました。)

 

それが今回、隠しようもないくらい、
言い訳もできないくらいハッキリと、
自分の無価値どころか
それを隠した愚かさや醜さまで露呈し、
目の前に突きつけられたんです。

つまり、憧れだったフランスの夢は、
キラキラした素敵な目標のようで
本当はただの「聞こえのいい逃げの切り札」
にしてたんですね。

 

うまくいけば、
自分の無価値が誰にもバレないうちに、
そのまま本当に「人生の成功者」になって
そのまま逃げ切れる!
と。
だいぶ強引で雑な
綱渡りをしようとしていました。

そして今回、とうとうその綱が
あえなくぷつりと切れてしまったわけです。

(つづきます)

>後編はこちら

トラウマになる挫折までせずに
自分の本当の気持ちを見つけたい方は
まずこちらから


2020-02-21 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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