失敗は成功の元…にもただのトラウマにもなる(後編)

(前回のあらすじ)

30歳になる前に、
自分の夢を叶えるチャレンジをしよう!
と大見栄きってフランスに行ったものの、
何も自分の人生を変えるような
チャンスも収穫もなく、
手ぶらで帰国という情けない結末。。

それどころか、
これによりずっと目をそらしてきた
「本当は何もない空っぽの自分」まで
浮き彫りになってしまって、
もういたたまれなすぎて死にたい。。

そんな29歳当時の私の、
悲惨な前編の続きのお話です。

>(前編の記事はこちら)

 

とはいえ、20代の間も、
決して何も努力していなかったわけでは
ありませんでした。

よくある物語の主人公のように、
努力していれば
ある日きっと目覚めるであろう
「本当の自分」に憧れていました。

まだ見ぬ「本当の自分」は
きっと素晴らしくて、
唯一無二の存在価値があって、
生まれ持った才能があって‥‥。。
それになろうと色々やってきました。

でも何故か、29年頑張っても、
なかなか見つからなかったんです。

 

その理由は、
「きっと素敵な自分」に期待し、
「見たくない自分」を消そうと
否定
し続けていたからです。

見たくないものからは目をそらして、
「努力に逃げていた」

という言い方ができるかもしれません。

 

一見ポジティブのような夢や向上心も、
その動機の感情を見つめていくと、
劣等感からくる望みの場合があります。

もし劣等感から来ている向上心の場合、
人にバカにされると
グサッときたりイラッとします。
(ちなみに私は両方でした。笑)

 

 

でも、
「こんなの私じゃない」と否定して、
拒絶し嫌悪していたものも…

やっぱり自分なんですよね。

いくら認めたくなくても、
残念ながら「事実」なんです。

 

ぐうの音も出ないくらい
認めざるを得ない現実を前にして、
ようやく私は逃げきれなくなり、
もう嘘の自分で生きるのをやめよう
思えたのでした。

もっと前に向き合って認めていれば、
ここまで傷は深くならなかった
かもしれないですね。

 

ただ不思議なもので、
目をそらし続けていた自分が見つかったら
どこかでホッともしたんです。
「あぁ、やっと、見つけてもらえた」
という子供心でした。

観念して「あぁ、これも私だったなぁ」と
心から認められた時、
今までいくら
そこには触れずにうまくやろうとしても
なかなかうまくいかなかった自分の前に、
初めて道が現れます。

 

 

ダメな自分を隠すために
人に嘘をつき続けているようで、
本当に嘘をついてごまかし逃げていたのは、
「自分に」だったのかもしれません。

人生に挫折や強いショックが起きた時、
大事なのは、感情に飲まれず、
かつその感情から目をそらさず、
自分の気持ちと向き合えるかどうか。

「失敗は成功の元」と言いますが、
あの言葉の真意は、
挫折が全て成功につながるわけでなく、
その時自分ときちんと向き合えたかどうか
で決まるのではないかと私は思います。

 

自分の気持ちの取り扱い方を知らず、
自分が飲まれてしまったり
目をそらしてしまった場合のそれは
後悔やトラウマとして禍根を残します。

でもそこできちんと向き合い
乗り越えた人にとっての「挫折」は、

その後の運命を大きく好転させる
大事な「転機」へと変わります。

 

見栄や虚栄でつぎはぎばかりしていた
嘘の自分の崩壊と、
それを隠したずるさや弱さも正直に認め
それも自分の一部だったと受け入れて、
今度こそ「本当の自分」として
自分を再構築していこうと決めた30歳。

 

ここから私は、
自分に嘘をつかなくていい人間として
生きる自分の人生が、
初めてスタートしました。

自分の気持ちにフタをせず、目を背けず、
「本当の自分」の見つけ方を人に伝える
仕事をしようと思い、
この3年後に、今の『絵日記学』という、
私という人間を最大限に生かした
私オリジナルの仕事が生まれたのでした。

 

もしあの挫折の時、
それでもまだ自分自身と向き合わず、
否定したい自分を認めなかったら‥‥
と思うと、恐ろしいですね。。

今ごろ完全に「自分でないもの」
になってしまっていたかもしれません。

 

これを読んでいるあなたの中にも、
認めたくない感情や
否定したい自分が存在してもいいです。

でも、もしずっと夢や向上心を持って
頑張っているのに、
なぜか状況がなかなか好転しなかったり
「本当の自分」が一向に見えてこない‥‥
というのなら、

今、本当に見つめるべきなのは、
夢ではなく「自分」なのかもしれません。

 

 

トラウマレベルの挫折までせずに
安全に自分を見つめたい方は、
まずこちらから


2020-03-02 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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