子供心の感受性が強い人は「自分」を見失いやすい
日々を綴った記録から
自分の『本当の気持ち』を見つけ、
自分を確立する絵日記学ですが、
感受性が強く
子供心の影響を受けやすい人にとって
絵日記は特に相性がいいものだと思います。
なぜかというと、
感性豊かで絵が上手だから‥‥とかでなく、
自分を見失いやすいからです。
今回は、そのあたりについてを
お話ししたいなと思います。
子どもの頃から感受性が強かった人は、
感情の出かたが極端だったり
「なんかこんな感じ」「ぐわーって」と
感覚的に話したりするので、
どこか子供のような一面があります。
心でいうと、感情、感覚の役割をする
『子供心』が強めの人です。
そのため、人と話していても
「ごめん、何言ってるかわかんない」
と理解されなかったり、
「なんか、変わってるね」
なんて言われたりします。
元々感受性が豊かで感情的なので、
その相手の言葉も真面目に受け止め、
平気そうに笑っていても、
深いところでしっかり傷つきます。。
そして、すぐ人の言葉を曲解したり
端的に受け取ってしまう子供心は
「私って、ヘンなんだ‥‥」
と自分のことを認識し始めます。
すると、変な自分を出して嫌われないよう
隠す心の癖ができてきます。
又、自分の思ったことや気持ちを
うまく伝えられず、
理解してもらえないことが多いので、
友達や恋人にもなかなか本音を
出せなくなってしまいます。
でも、それだけならまだいいんです。
本音を出せず、
自分で自分の本音を見失ってしまいます。
「自分の本当の気持ちがわからない」
「本当にやりたいことがわからない」
という悩みを持つ人は多くいますが、
それに対する答えを求めても、
実は余計に迷走するだけなんです。
なぜなら、
自分のこれが本音なのか確信が持てず、
自信がないという思いこそが
本当の原因だからです。
では、そんな人が
自分の本当の気持ちを見つけていくには、
どうしたらいいのでしょう?
まずは、自分の中にある気持ちを、
一度ちゃんと出すことですよね。
子供心って、
湧いてくる感情も人一倍大きいんです。
それなのに、自分の気持ちを
出すことにフタをしているんですから、
そりゃあ心の中で不具合が生じますよね。
それが心の癖となり、暴走します。
‥‥とはいえ、
人に感情をまるごとぶつけても
必ずいい反応が返ってく来るとは限らず、
余計に傷ついた時もあったと思います。
告白して、
相手もあなたのことが好きだと
必ず言ってくれるわけではないように。
そうすると、
気持ちを出せばいいんだよと言われても、
子供心はそりゃ怖いですよね。
「わー!
ほらやっぱり出すんじゃなかったー!」
と、ますます自分の気持ちを出すのが
怖くなってしまいかねません。
だから、まずは自分の気持ちを、
誰にも見られないものに書くんです。
それが、絵日記。
絵日記には、
その日の「できごと」だけでなく、
できごとに対して感じた
自分の「気持ち」を書きます。
心にフタをして、
自分の気持ちを隠してしてしまうのが
もう癖になってしまっているので、
絵日記を書いて
自分の感じた気持ちをちゃんと出す
というこの工程が、
感受性の強い人には特に大事です。
SNSやブログなどで日記を書いても、
ここで言われている効果は
残念ながらほとんどありません。
だって人目にさらされてますからね。
生の本音は出てきません。
絵日記は、
そもそも人に見せるものではありません。
ノートの中という、
人目にさらされていない場所に
自分の気持ちを出すことは、
そこにどんな子供心が出てきても
否定されたり傷つけられない
安全な場所でもあるんです。
だから子供さん、
そんなこと言っちゃダメって怒られないよ
うまく言えなくてもバカにされないよ
だから出てきても大丈夫だよーという、
子供心が安心して出てこれる場所として、
絵日記があります。
もし、それでも気持ちを出すことに
なぜか抵抗があって、
子供心が話さないとしたら?
そもそもの自分の中に、
自分の気持ちを出すことを禁止している
心のブレーキがある
と、心の中を探ってみましょう。
もしかしたら、
こんな『大人心』がいるかもしれません。
ヘタなこと言ってボロをだ出さないか、
常に子供心を見張っている大人心。
つまり、
自分で自分を監視している状態です。
そりゃ出せませんよね。
親が子供の横で宿題をじっと見張っている
みたいなやりづらさです。笑
でも、もしこれがあなたの心の中で
実際に起きているんだとしたら‥‥
ちょっと笑えませんよね。
さて、絵日記には自分の気持ちを書く
ということをお話ししましたが、
「気持ち」が書けるようになってきたら
ちょっとステップアップしてみましょう。
その時、本当はどうして欲しかった?
を書いてみてください。
私はこうして欲しい。私はこうしたい。
書いていくほど、
自分が本当に望んでいたことが
わかるようになってきます。
ところでもう一つ、
「自分のやりたいことがわからない」
という悩みには、
本音を抑えすぎて
自分の本当の気持ちがわからない
という理由と同じくらい多い声に、
自信が持てない
という理由があると思います。
「このままの私じゃダメなの。
だって私、ヘンな子だから。」
‥‥いやもう切ないですよね!!
なんでこんな小さい子が一人で
ずっと傷ついてるのー!
って迎えにいきたくなります。
そんな子が、
あなたの心の中にもいないでしょうか?
自分が自分の否定をやめない限り、
本当の自信ってつきません。
ましてや感受性の強い人は
この子供心の特性も強いので、
自分が自分に対してしている思い込みも
人一倍激しいんです。
自分の勝手な思い込みで
自分をダメだと信じていて、
結果、自信がつかないなんて‥‥
あぁ、感受性の純粋さが、
悪い方に発揮されてもったいない。。
だから、
自信を取り戻し自分を確立すること。
そのために、絵日記学では二つのことを
身に付けてもらいます。
一つは絵日記を書いて
日々自分の気持ちを出す練習をし、
自力をつけること。
もう一つは、
子供心が作ってしまったこれらの心の癖を
解いていく方法を学んでいきます。
絵日記学で自分を知り、
「自分」を確立するということは、
感受性の才能を持った自分を活かしていく
ということでもあります。
だから自分の『使命』が見つかり、
まっすぐ生きる自分を誇らしく思え、
本当の自信がつくのです。
せっかくの自分の感受性を
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