どこか大人になりきれていない自分に悩む、子供心タイプの人

大人になって早ウン年。

成人式も終えて
いち社会人として仕事をして、
一人暮らしをしたり
自分でお金を稼いで自由に使えたり
誰かを養ったり
お酒やタバコもOKな年齢に。

年齢的だったり社会的には自立した人を
世の中では「大人」と呼びます。

 

でも本当は、
自分が大人になりきれていない気持ち
どこかで薄々感じながらも、
毎日を忙しく過ごしているという人は、
少なくありません。

特に、元々の特性として
『子供心』が強いタイプの人にとって、
これは心に大きく影響してきます。

>大人心子供心とは

学校を卒業し、社会の中に放り込まれて
見よう見まねで大人をしている自分に対し、
どこか世の中に嘘をついているような
違和感を感じていたりします。

発散してもすぐ再発するモヤモヤや、
どこかいつも自信がなかったり
自分を好きになれない原因は、
もしかしたらこの辺にあるかもしれません。

今回は、
子供心のタイプの人が大人になって感じる
違和感についてお話ししたいと思います。

『子供心』の性質が強い人は、
大人になってもどこか子供っぽさがあって
感情的、感覚的です。

たとえばすぐ顔に出たり、
泣いてしまったりすぐ調子に乗ったり
落ち込むと引きずってしまったり
恋愛になると極端だったりと
感情の振れ幅が大きい人です。

又、「なんかワクワクする」「ぐわーっと」
などと、ジェスチャー多めに
感覚的で抽象的な表現が多いのも特徴です。

(ちなみに人ごとのように解説してますが、
私は完全にこのタイプです。笑)

 

無邪気で素直なのは魅力的ですが、
子供心の感情の暴走に
自分自身が振り回されてしまったり、
うまく言えなかったりし、
社会の中で大人の人たちに囲まれていると、
「みんなちゃんと大人をしている。
私だけが大人になれてないのかな?」
と悩みやすくなります。

そんな人は、
社会や大人の世界に合わせようと
頑張る一方で、
どこか息苦しさを感じます。

 

その為、自分が本当は子供の状態のまま
大人を演じているような気分になり、
大人としての自分は空っぽで
本当は中身がない感

を感じていたりします。

すると、
「何かでこの不足を埋めなきゃ!」
という焦燥感の気持ちに駆られて
頑張り屋になっていく人が多いです。

 

でも心の奥底では
やっぱり空っぽの自分だと思っている
ことは変わっていないので、
どれだけ努力したり
知識やスキルをつけても、
自分の欠乏感は埋まらないまま。

ますます焦って何かを探して‥‥と、
不毛な努力のループにはまっていきます。

子供心の性質が強い人が
頑張って大人に寄せたものの、
大人のフリをしてるだけで
本物の大人にはなりきれてはいないので、
うまくいかなくなってきます。

すると「大人としての自信」って、
どんどんなくなっていきますよね。

 

すると
社会の中で大人として振る舞っている時、
どこか嘘の自分でいるような気持ち
がずっとあります。

これが『自己分離感』という、
自分だけど自分じゃないような、
自分の中がちぐはぐになっているような
感覚です。

心の中の大人と子供が
バラバラになっている状態なんです。

 

子供心は「大人」という世界に対して
コンプレックスを持っているので、
大人や大人っぽいワード
(「責任」「根拠」「論理的」など)

に対して苦手意識を持ったり
拒否反応をするようになります。

そんな苦手で嫌いな大人に、
自分自身がなろうとしているわけですから、
そりゃあ子供心である感情は
抵抗してきますよね。

頭では大人になろうとしていても
心では抵抗しているので、
すんなり大人になれないわけです。

 

ここに、矛盾が発生してしまいます。

「嫌いな大人になるのもイヤ。
大人を演じてもうまくできず嘘くさい。」

「でも子供でいると社会で苦しい。
でも子供っぽい私はダメ。。」

そしてどちらに進んでも苦しくなり、
ジレンマにハマっていきます。

モヤモヤ、
どんどん増えていきますよね。

「そんなこと言ったって、
仕事しなきゃ生きていけないじゃん?」

そう、子供心の人だからといって、
一生子供のままでもいられないですよね。

じゃあどうしたらいいのか?

 

子供心が強いタイプの人は、
感受性が人一倍強いので、
「自分の子供心を無視しないこと」が
何よりの絶対条件になります。

なぜかというと、そういう人は
感受性が強いため、
子供の「自分の気持ち」を無視した瞬間
あっという間にモヤモヤが発生し、
感情を爆発させて問題を起こす
子供の『暴走』が起こるからです。

だから、このタイプの人は
自分の中にいる子供心、つまり
自分の感情の扱い方を知っておかないと、
毎回暴走に自分が振り回され、
感情をぶつけトラブルを起こします。

そしていつも最後に
自分のやらかした後始末をしながら、
傷つき、ますます自信をなくしていく‥‥
の繰り返しになってしまうんです。

 

 

「でも、自分の感情の扱い方って
言われてもよくわからない。」

 

まずは、ノートに自分の気持ちを書く
習慣をつけてみましょう。

これは絵日記の講座の中でも
必ずこれだけは入れてねと伝えている、
大事な条件のひとつです。

 

毎日でなくても効果はあります。
「今の私の気持ちはどんなかな?」
と気持ちを向けたあげた分だけ
少なくとも自分の子供心を
無視していないことになるからです。

言葉にできない自分の感情の、
言語化の練習にもなっていきます。

これを書いていくうちに、
自分の本当の気持ちに気付くことも
上手くなっていきますよ。

 

冒頭でお話しした
外見や社会的な自立は
社会に出ると自動的になれますが、
精神的な自立
はっきりした定義もなく、
目に見えて指標がありません。

そして、その自立のしかたを
誰に教わることもないまま、
ある日社会に放り出されるのが私たちです。

そりゃあうまくできなくても
仕方ないですよね。

 

元々が大人心の性質が強い人は、
それでも割とすんなりと
社会に馴染んでいけます。

だからそこで
一人だけ苦しくなっちゃっているのが、
子供心の性質が強い人なんです。

社会の中でも大人になりきれず、
なかなか大人に馴染めなかったり
居づらくててやめてしまったりし
どんどん自信をなくしていく‥‥
というループ、悲しくないですか?

 

学校で教えてくれなかった
大人になるための中身
(思考・感情・意志といった精神)
の自立のしかた。

これを「大人のための絵日記学」では
お伝えしています。

要は、
見た目は立派な大人だけど
心の中が子供のみんな!
『中身の大人のなり方』教えてあげるから
困ってたらおいで!

というのが、
子供心を抱えながら
社会に適応しようと頑張っている人に
ここで一番お伝えしたいことです。

 

子供心が強すぎて、
大人でいるのが大変な人はまずこちらから


2020-08-11 | Posted in 心のおはなしNo Comments » 

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