やらなきゃだけど気力が湧かない…枯渇してしまった心のエネルギーの取り戻し方
先日、絵日記学の生徒さんと
お話をしていて、
生徒さん「実は大病患ってて
病院に検査に行かなきゃなんだけど、
もうずっとサボってるんですよね。」
私「おー、そうなんだ。
今は行く気になれないんだね。」
すると彼女が一瞬止まって、
生徒さん「!‥‥さわさん、
やっぱさすがですね。。
そう言ってくれた人初めてです。
普通この話すると
それは行かなきゃダメだよ!
って言われるのに。」
ということがありました。
その場ではそれ以上話しませんでしたが、
一瞬彼女の心が動いたのはわかりました。
「失業しちゃったから
早く次の転職活動しなきゃ!」
「昼間ダラダラ動画見て何もしてないから
今から何かしなきゃ!」
‥‥なのに、なぜか動けない。。
ぐったりして何もする気が起きず、
腰が重い時ってありますよね。
やらなきゃという思いはあるのに、
どうにも元気が湧いてこない。
そういう時は、
自分の中のエネルギーが
枯渇している状態です。
バッテリーの残量が10%切って
省エネモードになっているんです。
身体の疲労なら、休養で回復します。
脳の疲労なら、瞑想で回復します。
でも心の疲労って、一度枯れてしまうと
なかなか回復しないんです。
なぜなら心を満たす泉の根源ごと
枯れてしまっている場合があるから。
こうなると、楽しいことや好きなこと、
上がることをしても上がりません。
やる気も気力も全く湧いてこないまま、
気持ちばかり焦るもどうにも動けず
時間だけが過ぎていく。
無理やり頑張ると、
その後ぐったりして更にダウン。。
するとだんだん、
そんな自分が嫌になってしまいます。
この気力が湧いてこない状態って、
自分の『子供心』を無視している時の
「心のストライキ」なんです。
というわけで今回は、
気力が湧かないという人に向けて、
『根元から枯渇してしまった
心のエネルギーの取り戻し方』
についてお話ししようと思います。
人に話してみたものの
「〜しなきゃダメだよ」と言われる時、
ぐっと堪える本音があります。
これだけで、感情のフタができます。
「病院行かなきゃダメだよ!」
「そろそろ結婚しないと本当にまずいよ」
「早く次の就職探さないでどうするの?」
そんなこと、
言われなくてもダメなのなんて
本当は自分が一番わかってます。
相手の言っていることが
正しいのもわかってます。
だから自分でも、
正しくないことをしている自分を
ずっと責めています。
そしてこの状態が長引いてくると、
だんだん開き直ってやさぐれていきます。
「ハイハイわかってますよ
私がまちがってるんでしょ!
でもできないんだってば!」
‥‥でも、そんなこと相手には言えない。
そこで
「やらない」という行動をすることで、
言葉にできない無言の主張を
無意識にし続けてしまいます。
言えないせめてもの抵抗として、
子供心が主張しているんです。
冒頭の会話で、
私に否定されなかったことで
彼女の心が一瞬動いたのは、
このやさぐれた子なんですね。
じゃあなぜ私が彼女に
そう言えたのかというと、
カウンセラーだからという以前に、
私もそうだったという経験からです。
数年前、
会社員を辞めて立ち上げた絵日記学が
全然うまくいかなくて、
人生賭けたのに失敗した‥‥
あぁもう死にたい
って思っていました。
でもそれを口にした時、
当然の反応が返ってきました。
「そんなこと言うもんじゃないよ」
「まぁとりあえず飲んで忘れなよ!」
「本当はそう言って
気を引きたいだけなんでしょ?笑」
そんな言葉に、
私は更に心を閉じました。
あぁ、やっぱり否定されるか。
こんなこと思うのってダメだよね。
‥‥でも、死にたいと思っている
私のこの気持ちは、
じゃあどこにやったらいいんだろう??
私の場合、悩みすぎて
ここで何かが吹っ切れました。笑
誰もわかってくれる人がいないなら、
せめて私はわかってあげよう!って。
それまで、
周りの人と同様に
「そんなこと思っちゃダメだよ」
と言っていた正しさの大人心が、
「よし、わかった。いいよ死んでも!
世の中的にはダメでも、
あなたはそうしたいんだもんね。
その準備も一緒にしよう!」
と子供心に許可を出しました。
その瞬間、
心がパアッっと明るくなったんです。
‥‥嬉しかったんですね。
そしてまるで心がそれに応えるように、
ずっと枯渇していたエネルギーが
みるみる湧いてきました。
するとその数日後、
子供心が「‥‥あのね、本当はね‥‥」と
思いを話してきました。
「本当は死ぬことがしたいんじゃなくて、
みんなに伝わらないことが
すごく悲しかったの。
だからもうやだ!死んでやる!
ってなってたの。
だから私が本当に望んでることはね‥‥」
ここで初めて、
本当の望みがわかりました。
自分の気持ちを理解してくれる人が
誰もいないのって辛いものです。
それは実際に小さな子が一人ぼっちで、
親も先生も友達も
自分の味方になってくれる人が
いない時に感じる絶望と同じです。
すると「自分が我慢するしかない」
と思って大人心がフタをする。
「でもやっぱやりたい!」
って、後日子供心がリバウンドします。
我慢をしてもやさぐれても、
どちらをしても全然満たされないので、
心はカラカラに枯渇したままです。
周りに理解してくれる人や
味方がいてくれたらいいですが、
じゃあ、そんな人がいない場合は‥‥?
実は味方って、
他人である必要すらないんです。
大人のあなたが味方になってあげる。
子供心のどんな本音も、
まずは否定しないであげることが大事です。
つまり、心がカラカラなのは、
他人だけでなく大人の自分まで
できないダメな子供心の自分を嫌い、
否定しているからなんですね。
子供心が大人のあなたに心を閉ざすことが、
気力が湧かないあの「心のストライキ」
なんです。
「周りの人が否定してきたとしても、
大人の私だけは、
子供のあなたの味方だよ」
という自分の子供心との約束。
これが『自己信頼』の感情を作ります。
信頼の気持ちで満たされてくると、
子供心の発言や望みが変わってきます。
変わったというより、
より本当の望みを教えてくれるようになる
といいましょうか。
先ほどの私の例でいうと、
「死にたいんじゃなくて、本当はね‥‥」
の部分ですね。
「本当は、みんなに私の大事な絵日記学を
知ってもらいたいの!!」
「そして、みんなの子供心も救いたい。」
子供心が教えてくれたその本当の望みを
本気で叶えてあげるのが大人です。
今すぐ叶わなくても、叶うまで。
子供心の望みを叶えるために
諦めずに行動してくれる大人を
子供は信頼し、エネルギーを与えて
協力しようとしてくれます。
そしてこの感情が、自信や気力といった
心のエネルギーの源になります。
だから、あなたの心の中にいる
子供心を大事にしてあげるためにも、
日々の自分の気持ちを無視しないで
絵日記に書いてあげてくださいね。
「どんな時でも私は子供心の味方でいる!」
絵日記に自分の気持ちを書くことは、
自己信頼と安心のエネルギーで満ち溢れた
大人になるための
自分への愛情の証なんです。
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