自分の才能や志がわからない(後編)

さあ、では前回の
「志」についてのお話の続きをしましょう。

前回の記事はこちら>

 

「志」とは
「自分の持って生まれた才能を
この世の中にこう生かしたいと思う意志」

 

じゃあ才能はどうやったら見つかるのか
という時に、答えを先読みをしてしまう人は
小さな「好き」のタネが発芽し
「情熱」まで育つ前に判断してしまうので、
才能に気付きにくい。

‥‥というお話が、
前回までのあらすじでした。

 

 

さて、
そういう人が自分の才能を見つけるには
ではどうすればいいか?ですが、

まずは自分の周りにあった
小さな「好き」に目を向けてください。

 

‥‥今、
期待したのにありふれた解答で
ガッカリしてしまった方のために(笑)、
もう少し丁寧に解説していきます。

自分の小さな好きに目を向ける。
その時大事なのは、
その小さな感情を大切に大切に扱うこと。

絶対に「こんなもの‥‥」と
自分みずから蔑ろにしないことです。

ついつい、頭の中の呟きで、
自然にやってしまいませんか?

 

しかも頭の良い人ほど思考が先行し、
気持ちを見落としやすくなります。

「私には才能や志が何もない」
と思っている人は多くの場合、
自分の才能が何なのか以前に、
自分の小さな「好き」という気持ちを
あまり重要なものとして扱っていない
ことがよくあります。

まだ育っていない
小さな好きのタネのまま、
「これは仕事になるか、志と言えるか」と
いきなり高い審査基準にかけて
ジャッジしてしまいます。

子どもに「大学の入試問題解けないから
あなたはもう一生勉強向いてないね」
くらいの無茶な要求です。

そんな厳しい審査をされたら‥‥
「仕事にするほどじゃないから、
もっとすごい人が沢山いるから、
志なんて呼ぶには程遠いから、
私のこんなの、全然ダメ」と
そりゃあ判断されてしまいますよね。

 

自分の中の好きという気持ちを
あなたまで蔑ろにしちゃ、
絶対にいけないんです。

それを大切に扱って進んでいくから、
まだ小さかった「好き」は育って
大きくなっていくんです。

「それが成功するって保証は?」
「それやって意味なんてあるの?」

そんな頭の中ですかさず聞いてくる
厳しい大人心の脳内ツッコミや、
周りの人のいろんな声に迷い始めて、
「やっぱり違うかも‥‥」
と辞めてしまうのは、すごくもったいない。

 

 

それは自分の小さな好きを育てた後、
「そうか、私、これだったんだ!」と、
あなたの中でわかる時がちゃんと来ます。
それは保証します。

その瞬間、
自分の才能や今までの人生の意味がわかって、
感動で真っ白になるようなあの感覚を、
早く味わってほしいなと思います。

自分の才能や志を知るということは、
まずは自分自身のことをちゃんと
正しく知ることが必要です。

そしてこれが、よく言われている
「自分と向き合う」ということでもあるんです。

「なんで自分と向き合う必要があるの?」
と人からよく聞かれますが、
一方で、自分の才能や志がわからないと
悩んでいる人は多いんですよね。

 

(余談ですが、
「絵日記なんか書いてて
将来なんの役にたつの??」と、
子供の時から何度も聞かれても
なにも答えられなかったけど、
絵日記がただただ好きで
どうしてもやめられなかった私が、
今こうして絵日記の職業まで作って
生業にしてしまったというのは、
まさにこの典型的な例ですよね。)

 

 

もし今、
自分の「好き」の意味や価値が
ハッキリわかっていなかったとしても、
後になってわかる時が、ちゃんと来ます。

それなのに、
自分の主であるあなた自身まで、
あなたの感じた好きの気持ちを
こんなの意味ないって片付けちゃ‥‥

あなたの「好き」という気持ちが、
そしてこれまで志のヒントをくれたり
頑張ってきてくれた過去の自分が

かわいそうじゃありませんか?

 

だから一度、
自分の「好き」を大切に扱い、
ちゃんとじっくり育ててみませんか?

その感情は、
あなたまで感じなくなってしまったら、
もう誰も代わってあげられないんです。

 

意味なんて今求めなくていい。
どれが正解かなんて、今考えなくていい。

そんなものを度外視してまで、
ただ純粋な自分の「好き」という
エネルギーでやってしまうことが、
「情熱」であり、「才能」なんです。

先読みする賢いあなただからこそ、
いつも後回ししてしまっている
自分の感情を大切に扱ってあげることが、
頭打ちの現状の、突破口になります。

 

もし、頭が良くて怖がりなあなたが
自分の才能を見つけたいのなら、
今まで避けてきたであろう
好きだけどムダかもしれないことの経験値
を積むのに挑戦してみましょう。

今まで避けてきたムダを選択するのは
怖いという気持ちが湧くかもしれないけど、
その怖がっている気持ちも一緒に連れて、
ちょっとだけ、未来の自分のために
前に進んでみませんか?

 

だってそれによって、
才能が開く。
未来が変わる。

‥‥この、ムダのメリットは、
なかなかどうして大きいのです。

 

 

そして、もう一つ。
あなたの中の「好き」のタネが育って、
「情熱」や「才能」が
いつか見えてきた未来あなたのために、
その先のステップをお伝えしておきますね。

 

「私のこの『好き』は、
誰の役に立てそうかな?」

という問いを立てて、
ここでこそ存分に
あなたの得意の先読み思考を使って、
いっぱい考えてみてください。

 

それが、
他の誰とも違うあなただけの、

「すごく私らしい志」の始まりです。

 

 

自分の小さな「好き」の気持ちを
見つけるのが苦手な方は、
まずこちらから

 


2019-12-02 | Posted in 心のおはなしNo Comments » 

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