しあわせになりたい…のに。7.恋愛で発動しやすい他人軸

幸せになりたい…のにシリーズ、
講師の私の幸せな恋愛までの迷走体験談
第7話です。

初めて読まれる方や
忘れてしまった方もいるかと思うので、
前回までのあらすじもどうぞ。

前回までのあらすじ>

 

恋愛を手放して、
誰かに幸せにしてもらおうとする期待や、
愛されないと幸せになれないという
恋愛への執着をやめました。

「もう、自分が自分を幸せにしよう!」

それが恋愛における
ブレイクスルーを呼んだのですが、
一体何が起きたのでしょうか?

私は幸せな恋愛に固執していたわけですが、
それって結局『他人軸』なんです。

『自分軸』、『他人軸』という言葉も
最近よく聞くようになりましたが、
「私はこうしたい!」
自分の意思で能動的に決めるのが
自分軸なのに対し、

他人軸は「彼が」「仕事が」など
主語が自分以外だったり、
他者や環境や時間など
自分ではどうにもならないことに囚われて、
受動的になることです。

この他人軸の代表例が、
『期待』や『依存』『コントロール』です。

「結婚したら幸せになれるはず!」
という期待や、
「彼氏がいないとダメになる」
という依存、
「この人を〜させたいたい」
というコントロール。

はい、
全部私がやっていたやつですね。笑

 

でも他人軸ってメリットもあって、
何かあっても人のせいにできるので
責任を負わずとてもラクなんです。

その代わり、他人軸を使う場合、
オプションで『問題』がついてきます。

だからいくら恋愛を頑張っても、
なぜか最後はうまくいかないなんでー‥‥
という結果を繰り返していたんです。

 

他人軸の状態というのは、
自分の軸(コア)がないのと同じこと。
つまりそれが、
自分を見失って生きている状態なんです。
そりゃあ迷走もしますよね。

絵日記学という
私にとって本当に大事なものを大事にせず、
恋愛に執心していたんですから。

今まで付き合ってきた男性たちは、
いわゆる「モテる人」ばかりでした。

でも、いつも最初はいい感じなのに、
付き合っていくうちに
うまくいかなくなっていっていくんです。

仕事を意識高くバリバリこなし、
彼女にも高い水準を求める人たちでしたが、
私もそれに応えられるいい女でいよう
と頑張っていたんですね。

 

それが内心だんだん辛くなってきて、
ダメかもしれないと頭をよぎります。
でも別れてしまったら
もう次の出会いはないかもと不安になり
我慢しようとする。
‥‥でもやっぱり苦しい。。

そこでいつも、
「苦しい」と感じる自分の気持ちを
無意識にフタしていました。

でも心って、
感情を隠した分だけ必ず不具合が生じます。

私の場合は、フタをすることで冷静になり、
淡々とした態度になってしまう
という不具合でした。

 

すると相手は、私の態度に気付き
だんだん自信がなくなっていきます。

「一緒にいるのに楽しそうじゃない。
俺のことが本当に好きなのか
よくわからなくなってきた‥‥」

そして終焉、というパターンです。

 

「さわは、俺じゃなくて
恋愛に恋してるだけなんだよ」
なんて言われてしまったこともあります。

でも実際、
私は「幸せな恋愛」自体に憧れていて、
彼自身を見ていなかったんだな
と今ならわかります。

「恋人とはこうするもの」と、
頭で恋愛をしているところもありました。

ずっと恋愛したいと思いながら、
無意識では相手に心を開かず、
自分の世界にこもっていたんです。

 

「‥‥あれ?ひょっとして私、
恋愛向いてない人間なんじゃ‥‥?」
と、ようやく気付きました。笑

正直、恋愛が下手なのに
30も後半になった今の年齢から
恋愛を手放すって、かなり怖かったです。

「恋愛できない人間」として
烙印を押されてしまう気がしたり、

今頑張らなかったら
女としての市場価値が更に下がるかも
という不安や焦りなどが湧いてきました。

それらの感情を煽る情報が
雑誌やネットに沢山ありますしね。笑

でも、今の自分のままで
付き合う相手をいくら変えても同じで、
もう頭打ちなのはわかっていました。

 

そこで一回恋愛をすっぱり諦めて、
自分の志に夢中で取り組んでいったら、
恐れていた不安や焦りの感情は
いつの間にか気にならなくなっていました。

つまり、ようやくこれで私の中にあった
恋愛という足かせが外れたんです。

いやびっくりですよ。
「幸せになる手段」だと思っていたものが
足かせだったんですから。笑

 

そしてそれは言い換えると、
「自分軸を取り戻した」
ということでもあります。

私の意思が他人軸から自分軸へと
再び戻ってきたことで、
人生の流れは大きく変わり始めます。

そうして恋愛を忘れて
絵日記学の仕事に夢中になっていた時、
一人の男性と出会ってしまうわけです。

話をしていて、

「あれ? 楽しい‥‥?」

と、胸に小さな花が咲く感覚がしました。

いやいやいやいや、ないない。

 

年齢は10歳も下の平成生まれ。
現在無職で貯金0円。
人間嫌いでコミュ障の非モテ男子。

ありえない!

 

なのに、なんか気になる‥‥。
気がつくと、彼を目で追っている。
話した後は街の景色が鮮やかに見える。。

なんだこの、
背景キラキラやスローモーションといった
映画やマンガの演出効果みたいな感覚は?
気持ちを表現しようとすると、
どこかの歌の歌詞とかぶってしまう
言葉の数々は??

無自覚だったんですが、
その頃書いていた私の絵日記の9割が、
気になる人のことでした。笑

え??
なになにこの中学生みたいな気持ち!?

 

(次回に続きます)

 

 

※このシリーズを最初から読みたい人はこちら

 

◆しあわせになりたい…のに。1.「思考は現実化する」の嘘

◆しあわせになりたい…のに。2.「何を信じているかの発見」がカギ

◆しあわせになりたい…のに。3.いざ望みを書き換えた後に起きること

◆しあわせになりたい…のに。4.幸せ喪失というイベント

◆しあわせになりたい…のに。5.幸せは手に入れても消える?

◆しあわせになりたい…のに。6.幸せなフリが幸せを遠ざける

 


2020-03-24 | Posted in さわ's絵日記(ブログ)No Comments » 

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