幸せになりたい…のに。8.好きだけど好きになっちゃダメな時の気持ちの扱い方
幸せになりたい…のにシリーズ、
講師の私の幸せな恋愛までの迷走体験談
第8話です。
初めて読まれる方や
忘れてしまった方もいるかと思うので、
前回までのあらすじもどうぞ。
前から知り合いではあったけど、
気がつくと彼を目で追っている。
彼と話した後はなぜか
街の色が鮮やかに見える。。
「あれ?何この中学生みたいな気持ち?
‥‥もしかして、好きかも?」
普通ならここで恋愛に発展し
盛り上がる展開です‥‥が、
私の場合、好きだと分かったところで
今回の恋愛は始まることすらなく、
最初から詰んでいます。
(理由は前回参照)
でも、好きな気持ちも嘘ではない。
ここで自分の気持ちにフタをしたら
心に不具合が起きるのも、
仕事柄、もう十分わかっています。
さてここで、
私の中で起こっている葛藤を
二つに分けてみましょう。
「現実的に考えて不可能」と言っている
リアリストの自分と、
「とにかく好き好きー!!」と言っている
感情論の自分。笑
理性を取るか、
感情を取るかのひっぱり合いです。
自分の中に真逆の意見が同時にあると、
どうしようと迷い悩みますよね。
この状態が長引くと、
考えがぐるぐる同じところを回り、
だんだん気が重くなってきます。
どちらの意見も汲んだ私の答えは、
「いいや、片想いの恋を
密かにたのしもー!」でした。
彼が好きという自分の素直な気持ちも
禁止せずその感情を持つことを
自分に許してあげる。
ただし、
自分の感情だけに突っ走って
立場や信頼関係やを壊してしまわないよう
現実の問題もちゃんと考える。
結果、好きという気持ちを抱きながら、
誰にも、彼本人にも言わず、
自分の胸の内だけにしまって、
密かな恋を楽しむ
という結論になりました。
‥‥今これを読んでいて、
「んー、なんだかパッとしない答えだな」
と思ったかもしれません。笑
でもここで大事なのは、
私の取ったこの方法というより、
自分の思考と感情の両方が
納得できる答かどうかなんです。
でないと、
思考にしろ感情にしろ、
無理やりどちらか一方の希望を採用しても
逆からの反動がきたり
納得できない不満のモヤモヤが膨らんで、
後々必ずトラブルを起こします。
だから周りから共感されなくても、
自分の中の気持ちが
ちゃんと納得していると、
自分の選んだ選択に
不思議なほど迷いや後悔がないんです。
なので自分でもびっくりするほど、
気持ちよく片思いライフを
楽しむことができました。笑
今まで傷つくリスクを避けたがる私は
ずっと片思いのままなんていう
勝率80%以下の恋愛や
先の見えなそうな恋愛は
最初からしなかったのですが、
顔を見れるだけで 話せるだけで幸せと、
もし心から思えたなら、それは幸せです。
‥‥そんなある日、
片思いの彼と雑談をしていたら、
「最近気がつくと
さわさんのことを考えてしまってて、
このままあと2、3歩近づくと、
憧れ以上の気持ちに
なってしまいそうなんです。。」
とサラッと言われ、
え?
ちょ、ちょっとまって。
今なんて?頭がついていかない。
‥‥んん??
これは一ミリも
予想だにしていませんでした。
なんと彼も
私のことを意識していた!!
とはいえ、事情があるので、その場で
「私も好きなのー!つきあおー!!」
‥‥とはなりませんでしたが、
正直、心の中では子供心が
花火を打ち上げていました。笑
かろうじて残っていた精一杯の理性で
「ごめん、半年待って。
正直、私も意識しちゃってる。
でも今はお互い、
その前にやるべきことがあるよね。
半年間お互い自分を頑張る。
それでも好きだったらその時考えよう。」
それでも家に帰って一人になると、
また会うのが楽しみでドキドキ。
無意識に、
いつもより女の子な服やメイクに
なっている自分がいてウキウキ。。
冗談抜きで、
恋愛のトキメキ成分って
どんな高級美容液よりも効きますね。笑
心に張り合いができて、
毎日がイキイキしていました。
後日、
ハートが頭の周りを浮遊したまま
再び彼を見かけて話しかけると‥‥
めっちゃドライになっていました。
目を合わせてくれなくなってるし、
明らかに淡々として冷たい。。
全然笑ってくれない!
トキメキお花畑のお花が散り、
一気に絶望へ転落しました。
今までだったら
そんな態度でも気にならなかったのに、
一度、「両思い!?」
と浮かれた後の冷たさというのは
ショックが大きいです。。
上げてから落とされる、みたいな。
雑に扱われボロクソ言われるとか
プロポーズ後に突然蒸発されるとか、
前回までの恋愛の失敗パターンも
ちゃんと向き合ってクリアし、
終わったはずなのに!
え。待って待って、
本気で意味がわからない。
いったい何があったの!?
私はどうしたらいいの??
本人の前では平常を装いながらも、
心の中では
めちゃくちゃ困惑していました。
(次回に続きます)
※このシリーズを最初から読みたい人はこちら
◆しあわせになりたい…のに。2.「何を信じているかの発見」がカギ
◆しあわせになりたい…のに。3.いざ望みを書き換えた後に起きること