[大人の、絵に対する苦手意識について]

大人の絵日記講座〜はじめて編〜を開催しました!

2015.08.30
8月30日という、

日本全国で絵日記に頭を抱える人が
続出であろう日に。笑

絵日記 =「子どもの夏休みの宿題」
というイメージは、本当に鉄板ですね。

大人に向けた絵日記の講座を教えていますと言うと、
ほとんどの方が「???」となるのは、
やはり、絵日記のイメージが上記のような
大人とは無縁なものだからでしょう。

 

講座の中で、はじめに
なぜ、大人に絵日記が必要なのかをお話しすると
「あぁ、なるほどねぇ。。」と納得されるのですが、
大人が自分の心と向き合うために、
「日記」でなく「絵日記」が
実はとても有効なツールなんだとは…
…まぁ、普通思いませんよね。笑

私も「絵日記学」という自分の学問を
立ち上げていなければ、まず思いません。笑

「日記」なら大人になっても書いていたけど、
なぜ「日記」なのか?

言葉は思考を通して出てくるので意識の範囲内ですが、
絵には、自分でも自覚していなかった
無意識の情報が勝手に出てきます。
そこに、
見落としてきた大事な自分の手がかりが表出する。
言葉と絵の双方から、
自分を更に深く知る事ができます。

 

…とはいえ、大人になると疎遠になる「絵」。
美術の授業で強制的に描かされる事ももうないし、
元々絵が苦手だった人はいよいよ疎遠になるでしょう。
今回も、参加者の半分以上が
絵が苦手ですという方たちでした。

でも、
「絵は苦手だけど、
ここに大事な何かがある気がしてきました」
といって参加してくださいました。

「ナイス勇気!!!!
よく来たね!本当によく来た!!」

と、私は毎回そういう大人たちに、
心の中で賞賛の嵐なのです。

 

「絵心がないんで…」「絵が苦手だから…」
こう発言される大人が毎回本当に多い。

でも、
絵がうまくないと描いちゃいけないって
今も言っているのは、
一体誰でしょうねって考えてみると、

自分 なんですよね。

へたくそな自分、できない自分を見たくない。
かっこ悪い思い、恥をかきたくない。
だから、無意識に避ける。正論で。
できる範囲のことの中でだけ勝負しようとする。

だから人生においても、自分の殻が破れない。

見たくないものを、
自分でも無意識に避ける状態がこれです。

できない、かっこ悪い自分を見つめること。

「自分の心と向き合うはじめの一歩」は、
既に、こんなところから始まっているんです。

絵日記講座の「はじめて編」は、
そんな大人のはじめの一歩。
その勇気が、
あなたをを殻の外の
新しい世界に連れて行ってくれます。

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2015-09-03 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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