[最近、絵日記かけていないんです…という相談]
先日、絵日記学の生徒さんが
「すいません。最近、かけてないんです。。」
と正直に告白してくれました。
「最近どうも心が曇りがちです…。
そんな時こそ絵日記が必要なんだろうなぁと思いつつ、
かけない自分がいたり…。
でも、今日こそ書きます!!」と。
そんな時って、必ずあると思います。
私も忙しくなると、3週間分(!)くらいたまってしまうこともあります。
そんな正直で頑張り屋で一生懸命な生徒さんに、
私が渡してあげたい言葉はこれだけだなぁと思い
伝えました。
「今から一つだけ、助言をするね。」
「書かなくていい。」
不調で疲弊してクタクタの時に
自分を無理やり奮い立たせてる時点で、
「本来の自分より、不自然で無理をしている」
ということです。
そういう時、書いちゃいかん。
絵日記は、
「書きたい」という気持ちの動いた時に書くことが、
効果を最大限引き出すために本当に大事。
義務感でかくときの絵日記って、
素直な本当の気持ちより、
頑なな思考ばかりがぶつぶつ語る
タテマエに縛られた絵日記になります。
(絵よりも、無駄に言葉が多くなるのが特徴です)
そういう時って、
「あぁ、『しんどいけどなんとか強行しなきゃ!』
と思ってしまう心の癖が、自分にはあったなぁ」と、
自分のパターンに気付くには
とてもいい痕跡になるのですが、
「ものすごい不調だけど、
振り絞って絵日記かかなきゃ…!!
(かけない自分はダメだ!)」
という必死な状態の真っ最中なら、
「うん。いいからまず、立ち止まりな。」
なのです。笑
……でも実は、
これってすごくいいタイミングでもあります。
心が曇ってる時の自分って、
重要なヒントをその雲の中に隠し持っています。
「そのヒント、
せっかくいい機会だから見つけちゃおうか。一緒に。」
そう伝えました。
だからね、
もっくもくに曇ってくすんだ状態の、
そのままで会いに来てくれて全然いいよ。
むしろ、
そうやって正直すぎて不器用で
一生懸命な頑張り屋さんは、
私は大歓迎です。笑
生徒さんの絵日記を見ていると、
大人であるみんなの中にある
『子供心』の本音がありありと読み取れて、
どれもすごく愛おしくなります。
心の中では、
本当は泣いている子どもも、
怒ることで強がってる子どもも、
ノリでごまかして本質から逃げてる子どもも、
大人ぶって正論で論破しようとしてくる子どもも。
それでいいよ。
それでもあなたは、大丈夫。
その人の、本当の姿を信じているから言えること。
そんなスタンスで、
私は絵日記学を教えています。