【絵日記学生の集い2020】6人目 さとこさん

ライターもっちーの取材レポート第四弾。
『絵日記学生の集い2020』です。

 

〈 一年の振り返りの中にあるドラマ 〉

絵日記学の年末の恒例『一年を振り返る会』を2020年も開催しました!
今年は絵日記講座の本編は8期がスタート、続編4期が終了していて、絵日記学を受講した人数が増えると共に様々なメンバーが入り混じった会になってきましたよ。

コロナ禍に負けず、今回は初のオンラインでの実施。事前に今年の絵日記を読み返し一年を振り返ってもらい、その中から「今年のハイライト」を1人ずつ語ってもらいました。画面越しでも心が揺さぶられるようなドラマがあり、聞き応え十分。
あなたにも共感や感動、気づきがあるかもしれません。ぜひ、十人十色のストーリーをお楽しみください。

(ライター:もっちー)

1人目 あっちゃん ・・・〉記事を読む

2人目 あやさん ・・・・〉記事を読む

3人目 おかぴー ・・・・〉記事を読む

4人目 かおりちゃん・・・〉記事を読む

5人目 ぐっさん ・・・・〉記事を読む

6人目 さとこさん ・・・〉記事を読む

7人目 みやまいちゃん・・〉記事を読む

8人目 もっちー ・・・・〉記事を読む

9人目  ゆきさん・・・・〉記事を読む

10人目 Yukiさん・・・・〉記事を読む

11人目 さわさん・・・・〉記事を読む

 

  さとこさん

本編8期受講中

 

 

さとこさん:今年1年は、自分の闇と向き合えた1年でした。
絵日記学に出合う前は軽いうつになっていて、適応障害で仕事も辞めてどん底もどん底にいました。
なんとか這い上がろうと、医療カウンセリング、インナーチャイルドワーク、自己肯定感や女性性を癒すセミナー、様々な分野の心理学の本…あらゆるものに時間とお金を費やしました。

しかしどれも前に進むことができず、根本的に自分を楽しませて癒すことが先決なのではないかと思い至りました。それで子供の頃好きだった絵を描くことで癒されたらいいなと思ってネットサーフィンをしたら、絵日記学にたどり着いたんです。

受講してみたら楽しくて絵日記が止まらなくて、自分にすごく合うなと感じています。
最初の講座の後すぐに、毎日自分の闇や恨みつらみを書く「呪いのノート」が1冊完成しました(笑)。
そのおかげか、最近ではちょっと明るい絵日記が書けるようになっています。

 

最近、闇をさらに掘り下げられたきっかけがあったんですが、それは本編第3話『くらやみ美人編』。「美しいって何だろう?」というテーマにすごく引っかかって絵日記を書いてみたところ、自分の感情を表現することへの恐怖に似た苦手意識をもってることに気付きました。「もうそれ以上は心の闇を掘り下げないでほしい」と、涙が出るほど心が抵抗しました。

 

 

心の抵抗の苦しみを思いのまま絵に描き、好きなだけき苦しみを吐き出していたら、ふと心の闇が少し晴れて「それほど辛かったんだよ」と気持ちをポロリと話したくなってきて。
その声に耳を傾けていくと「本当はたくさんの大人に助けてもらいたかった」「大人なんか大嫌いだ」という言葉や、「本当は愛されたかった」ということ、それから「世間からはみ出すととにかく怒られるから、自分の感情は押し殺していこう」と決意している子供心が出てきました。

 

 

1話の『タイムカプセル編』でマトリョーシカに自分が描いた「世間体で目隠しをしている大人心」は、これだったんだ…とわかりました。カプセルに自分の大人心を描く時、無個性でほとんど色も使わなかったんですが、目立たないようにひっそりと生きていたことを表していたんだな…と。頑張って周りの人に愛されようと人の目を気にして生きてきたんだなと気づいて、すごく胸が熱くなりました。

さっきのぐっさんのお話にもあった「自分で自分を認める」という話。他人に求めるのではないのだということが、私の言葉みたいだと感じました。
そんな自分と今年は向き合えたので、これからもっと自分を大切にしていこうと思います。

 


さわさん:
さとこさんは今年の春から絵日記学を受講し始めてくれたんだよね。絵日記をガシガシ書いていて、さとこさんの宿題が提出されるのがいつもすごく楽しみなんです。

どん底状態の時期に絵日記学を見つけたせいか、闇を吐き出すだけでノートを一冊埋めるというポテンシャルの高さと、闇の深さがすごい。笑
でも、闇って悪いことでも醜いものでもないと思うんだよね。みんな持ってる。けど、大人になるとサッと後ろに隠しちゃいがちなもの。そうやって隠したり我慢するから、内部ででどんどん膨れ上がって拗れていくんだけどね。笑
そういう意味で、今年さとこさんは自分の闇をちゃんと真正面から向き合い、紙の上に落とし込むことを実行した。それってさとこさんの中の子供心にとっては、すごく大事なターニングポイントの年だったと思います。

‥‥とはいえ、さとこさんが書く闇の絵日記はどこか漫画のように面白おかしいので、見ていて悲壮感どころかニヤニヤさせられちゃうのがさとこさんらしいなと思います。いや、本人は大まじめなんだけどね。笑

来年はさとこさんの今受けている絵日記学8期の講座も後半に入っていくので、更にさとこ絵日記がバージョンアップすることでしょう。きっと楽しいことも悲しいことも真面目なこともふざけたこともたくさん描かれる豊かな絵日記になるよ!

 

さとこさん、ありがとうございました!

 

 


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