大人の絵日記講座 本編第5話『ここでなぜか体編』を開催しました

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大人の絵日記講座、本編の第5話【感】
『ここでなぜか体編』を開催しました。

体の感覚の使い方を学ぶ講座、
それが体編です。

これを読んでいるあなたも、もしかしたら
「絵日記の講座なのになんで体の話?」
と不思議に思っているかもしれません。

絵日記の授業なのに
動きやすい服装まで指定された
生徒のみなさんも、
どこかちょっと不思議そうでした。笑

 

感じはするけど、
形として目には見えない自分の感情。

それを確かめる上で、自分の体って
大事なヒントを教えてくれるんです。

例えば
「今何感じてる?どんな感覚?」
と聞かれた時、
あなたならなんて答えますか?

講座の最初に生徒さんに聞いてみると
「え、今日はどんなことを
教わるのかな?って」
「お昼食べて午後の時間だけど、
眠くならないかな‥‥とか?」

「それは、思ってることだね。
今質問したのは、何を感じてる?だよ」

このように、自分の感じていること
つまり感情感覚を聞かれたのに対し、
思っていることである
思考を答えてしまう人がほとんどです。

 

それくらい、
自分が今感じていることって、
思っていることと混同してしまいがちです。

どちらも形のない、自分の中にあるもの。
だからこそ、この二つが見分けられないと、
自分が感情と思っていたものも
思考にすり替わって
してしまいます。

そんな話を聞いて生徒のみなさん、
ちゃんと意識して今日の講座を受けようと
真剣な顔に変わりました。

いざ講座が始まり体のワークに入ると、
それぞれ自分の体の感覚を丁寧に感じ、
その感覚を手探りながらに
頑張って表現していました。

さすがここまでの講座や絵日記で
感性を磨いてきただけあり、
みなさんかなり感覚の言語化も
上手くなっていて、成長を感じました。

 

また、感情のセリフを声に出して読み
その余韻を体で感じてもらうワークから、
一人一人違う反応が出始めました。

反応した喜怒哀楽の感情によって
体の感じる感覚や位置も変わるんですが、
感性が鈍ると
これもわからなくなってしまうんです。

 

喜怒哀楽の感情って、
感情によってフタをしていたりします。

「ポジティブ」はいいけど
「怒り」は出してはいけない、
「ネガティブ」は弱くなるからダメなど、
無意識に禁止して
感情を無かったことにしてしまうんです。

口にすると、
言うのに抵抗がググッと起きたり
言えてほわっとゆるんだりと、
体に起きた反応からも
自分の感情の本音に気付くことができます。

これは思考が優位すぎて
自分の感情が分かりにくくなってしまった
大人心タイプの人にも有効です。

感情のセリフを言うワークが終わると、
全員口を揃えて「疲れたぁーーー」
思わず出た同じ本音に、
教室内に笑いが起きていました。

 

また別の
笑顔で大人心の建前と子供心の本音の
セリフを言うワークでは、

「大人のセリフは笑顔が引きつりました。
子供のセリフで涙が出て、
そう、これが言いたかったんだ!
と感じました。」

「大人のセリフは言ってて
自分でも嘘くさい感じがして、
子供のセリフは
ストンと落ちた感覚が体にありました。
同じように言っているつもりでも、
この言葉は嘘ではないという実感
自分の体でハッキリわかった!」

 

今回の体編は
体で実感するワークが多めのため
みなさん最後はお疲れの様子でしたが、
それぞれに自分の課題や
向き合うヒントを掴めた
という確かな手応えを感じていました。

今回で講座の第5話が終わり、
全8話ある大人の絵日記講座も
後半に入ってきました。

生徒さんたちの成長や変化も表れ、
講座後の感想シェアも
ただ教わるのを待っている姿勢から
自分の課題を自分で見つける姿勢へと
発言の内容が自発的に変わってきます。

 

「今日の話の中で
一番ハッとしたのが『心の癖』の話。
今まで何度もこの癖がたくさんあって、
そのせいで仕事でも家でも
私ずっと暴走していたんだなわかりました。

私は特に恋愛に癖があるなと思ったので、
今の恋愛で同じ失敗を繰り返さないためにも
この癖と向き合ってみようと思います。」

 

「今回、テキストの空欄に書き込む時に
『本当の気持ち』と『本当の望み』
の文字が書けないという事件が
実は静かに起きていました。

ただ他と同じように文字を書くだけだと
頭ではわかっているのに、
ペン先が震えて体が抵抗していました。
仕事柄、文字は沢山書いているんですが、
字が書けなくなるって現象は初めてで
衝撃でした。

でも、
今までなぜか自分の気持ちが見えなくて
絵日記に書けなかった原因が、
これでハッキリした気がします!」


今回、体の感覚を手がかりにして、
自分の感情である子供心についてを
掘り下げて学んでもらいました。

実はこの第5話は、
絵日記講座の中でも特にハードな回
と言われているんです。

絵日記学の卒業生さんたちに
一番印象に残っている回を聞くと、
半分以上の生徒さんが
「5話が一番キツかった」
と答えるくらいです。笑

「‥‥でも、確かに衝撃は受けたけど、
そこから自分を立て直した後から
自分の殻を破って自分が大きく変わる
ターニングポイントに、
あれは確実になったな。」

とも話してくれます。

 

大人のための絵日記学において
絵日記を書く目的は、
「日常の出来事の中から
自分の本当の気持ちを知り、
もう一度自分のアイデンティティを
確立していくこと」です。

そのためにも、
自分の気持ちが
ちゃんと感じられているかどうかって
絶対必須ですよね。

 

講座の後の絵日記に、
「自分の気持ちは自分が一番わかってる
なんてもう口が裂けても言えないな」
と書いている生徒さんがいました。

自分を「知らない」と知ることが、
自分を真摯に知ろうとする姿勢の
ようやくスタート地点なんだと思います。

さて、次回は第6話【真】
『本質を見抜く審美眼編』です。

 

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絵日記を書いて自分を深めてみたい方は
まずこちらの初心者講座からどうぞ


2021-03-20 | Posted in 大人の絵日記学No Comments » 

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